『近きより』vol.9 No.9(1945年11月号) 家永三郎責任編集『日本平和論大系 12 正木ひろし,清沢洌』日本図書センター,1994/4/25 p.255

私のメモより


【1】人間は家畜に対して,何よりも自由を禁止する. 即ち知るべし,日本人を家畜としたい人間は,日本人に自由を禁止したということを. 家畜主は天皇なり. 天皇を打倒することによってのみ日本人は家畜の境涯から脱するを得べし


【2】すでに家畜と化した人間は,天皇を神と考えるかも知れない. それを信仰だという. 信仰は人に強いる非ず,鰯の頭と同様,勝手に信仰すべし


【3】民主主義か非民主主義かということは,プラスとマイナスの如き絶対相容れない方向の相違である


【4】日本を現在の悲境に陥れた人間共に発言の資格なし