1983-11-01から1ヶ月間の記事一覧

戦後を担う人たちとの出会い/堅牢敬遠'突撃一番'罹病率高し

櫻田 : 経理監督官としては, いろんな苦労があったんでしょう 鹿内 : そうなんです会社へ行きますと直接原価の査定は出来ますけどぼくがいちばん苦労したのは間接部門の総掛かり費をどういうふうな配分でどういう比率で原価に算入していくかということですそ…

敗戦の虚脱の中で/英米の物量と精神力を軽く見すぎた

櫻田 : 私どもは軍に徴用された工場の紡機でマニラで紡績工場をやることにしましたが,紡機を三万錘ぐらい送ったんですが,半分は沈んじゃう. 人間も三分の一は沈んで死ぬ. 18,19年ごろはこんな状態でしたね. 軍の関係の仕事を見ていても戦争はもう無理だと思…

目次

A. 敗戦の虚脱の中で/英米の物量と精神力を軽く見すぎた【マニラ大学の女子大生をいただくわけだ】入力済み B. 軍隊生活の思い出/軍刀の代わりに出刃包丁持って整列【ピー屋設置要項というんでこれも経理学校で教わった】入力ちう,なう C. 戦後を担う人たち…

出典

櫻田武・鹿内信隆『いま明かす戦後秘史 上巻』サンケイ出版,1983/11/30 ISBN:438302288X