信長に抵抗した人はたくさんいました

たくさんいた. 戦国大名,一向一揆とか. なぜそれほど抵抗が大きかったのか. 室町幕府がうまくいかなくなって戦国大名が成立してくる. 各地に地域権力が生まれ,農村では村という共同体が成立していった. 信長は外から,それをどんどん壊そうとした. だから地域の人たちは強く抵抗した. 信長に抵抗する側にも,抵抗するだけの,ちゃんとした論理があった. そう考えないといけない. 「抵抗した側には歴史の先を見る目がなかった」と評価を下す人が結構います. 支配者は歴史の進むべき方向が見えていたと. それは違うと思う


信長には皆殺しにしないとまた抵抗が起きるという不安があった. 秀吉も最初,信長のような明確な勝利は収められなかった. それで地域の支配者を認めながらその上に自分が立つ支配の仕方を考えた. だから島津,毛利,大友にしろ秀吉の下で生き残った. 天下統一も信長が死んでから8年と早かった