終戦と進駐軍

標題は, ≪敗戦≫を≪終戦≫さらに≪占領軍≫を≪進駐軍≫と呼び替えた≪敗戦≫直後に関する 堀田善衛の短い評論から借用 *1


Christopher BARNARD 加地永都子訳『南京虐殺は「おこった」のか 高校歴史教科書への言語学的批判』(筑摩書房 1998/11/25) isbn:4480857621 についての記事 http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/C673208941/E20060723175210/index.html 末尾追記部分より抜粋

[……]はてなブックマークコメントより。


2006年07月24日 zaikabou 歴史なるほど。しかしこれ、誰かの意思が働いて…という問題ではなく、言語とか文化論の領域の話のような気がする。


たしかに「誰かの意思」という問題ではないんです。しかし著者もこの種の反論はちゃんと予想していて、もし日本語の特徴ゆえのことなのだと言うなら、なぜヨーロッパ戦線についてははっきり「ドイツがポーランドを攻撃した」と書く教科書が多いのに、太平洋戦争についての記述ではそうでないのか、が説明できない、と再反論しています。やはりこれは「言語とか文化論の領域」の問題ではなく、政治の領域の問題でしょう[……]

≪言語とか文化論の領域≫は,意識する|しない は別にして まさに≪誰かの意思が≫働く領域だと思うがそれはおいといて.

*1:70年代に出た旧全集の15巻か16巻にあるはずだが未確認 『乱世の文学者』Book-off価格 105円にて知った