2001年2月27日 文部科学委員会 http://www.ishii-ikuko.net/kokkai/151/010227.html

○石井(郁)委員 歴史認識の問題ですから,各国でいろいろ違うこともあるだろうと思うのですね. しかし,今起こっている問題というのは,日本の侵略戦争,それからこの戦争がアジア諸国に与えた影響,これをどう見るのかという問題をめぐって起こっているわけです. だから,こういう問題は,本当に各国の話し合いが大事だし,きちんとそういう議論の上で解決していくということが大事であります. 重ねて,最後に大臣に伺いますけれども,教科書検定に当たっては,先ほど申し上げました近隣諸国条項,繰り返しますけれども,近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史事象の扱いには国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がなされていること,これを今後とも,まさに今が大変重要な瞬間なんですけれども,尊重して厳正に対処していくということでよろしいですね. 大臣の明快な答弁をお願いしたいと思います.

○町村国務大臣 教科書検定というのは常に厳正に行われているものでございまして,その検定基準の中に,今御指摘の近隣諸国条項があることもまた事実でございます. 現在,その厳正な検定を今まさに行っている最中である,かように現状を認識しております.

[本項つづく]

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