id:claw:20041029 より引用 http://motomiya2.hp.infoseek.co.jp/inu-wang%20OFFICIAL%20WEB%20SITE.htm#041028

いぬぶし日記・・・どうやら「言論弾圧」と見られるのが怖いらしく、集英社に出かけて「確認作業」

確認したのは11月11日発売ヤング・ジャンプ『謝罪記事』の内容でせう.


いぬぶし秀一の激辛活動日誌 犬伏が感じたこと, 気づいた事を書き込んでいきます http://www.enpitu.ne.jp/usr9/98044/

集英社の少年向け雑誌ヤングジャンプに連載中の本宮ひろし氏作の『国が燃える』に, 南京大虐殺が掲載されていた.

その内容たるや, フィクションとことわりつつも, 岸信介氏や松井岩根氏など実名を使用し, 中国の真偽不確かな写真を使うなど, 歴史考証のひどい作品である.

本宮氏は, 実は, 航空自衛隊生徒9期生で, 私の9期先輩にあたるが, 残念ながら, 1学年で中退をされたようで, 志ある防衛庁教官の『歴史』授業を受けていらっしゃらないようだ.

ヤングジャンプは, 中学, 高校生など『自虐的歴史観』を教員により植え付けられた可哀想な青少年の読者が多い. 漫画を読んで『やっぱり日本はヒドイ国だった』などと思われたのでは, 正にかの勢力の思う壺ではないか.

こいつは, いてもたってもいられない. 明日, 集英社に抗議に行くぞ. さっそく, 集英社編集部に連絡を取ると, さんざんまたされた挙句『郵送してください』の一点ばり. しつこく食い下がると『窓口は広報だ』とまわされる. 広報は流石に感じのよい職員が出て, 会っていただけることになった.

日本を代表する出版社の良識ある対応を期待したい.

(以下, 抗議文全文)
株式会社集英社 代表取締役 谷山 尚義様 平成16年10月5日
ヤングジャンプ』編集長  田中 純 様
国が燃える」作者     本宮ひろ志

集英社問題を考える地方議員の会 
代表 犬伏秀一大田区
事務局長 松浦芳子杉並区議

古賀俊昭東京都議・土屋たかゆき東京都議・高橋雪文岩手県議・鈴木正人志木市議・白土幸仁春日部市議・新村和弘雄踏町議・渡辺眞日野市議・沢田力さいたま市議・大田祐介海老名市議・宍倉清蔵千葉市議・大関修右内原町議・上島よしもり世田谷区議・鴨打喜久男小平市議・上橋泉柏市議・吉住健一新宿区議・大西宣也町田市議・伊藤玲子鎌倉市議・井出口良一大分市議・井上健国立市議・三宅隆一川崎市議・梅田俊幸日野市議・頼重秀一沼津市議・小畑くにお浜北市議・三宅博八尾市議・水ノ上成彰堺市議・木村徳国分寺市議・広重市郎宇部市議・吉田信解本庄市議・中田勇新座市議・新井よしなお町田市議・佐々木祥二元長野県議・森高康行愛媛県議・天目石要一郎武蔵村山市議・岸田正大田区議・田中健大田区議・伊藤たけし渋谷区議・稲川和成川口市議・井野兼一塩尻市議・矢本おさむ南海市議 (10/4現在 順不同)

抗議文

私たちは, 各地域において, 青少年の健全育成と, 異常な自虐的歴史観の排除に奮闘している地方議員です.
貴社が平素より, 出版物を通じ, 青少年の健全育成に努められている由, 敬意を表するものでございます. しかしながら, 貴社発行『ヤングジャンプ』42, 43号に掲載されている, 本宮ひろ志氏作「国が燃える」については, その史実考証の稚拙さなど, 看過する訳にはいきません. つきましては, 各議員連名のうえ, 下記のとおり抗議いたしますので, 平成16年10月12日までに誠意ある回答, 対応及び面会を求めます.

  1. 所謂『南京大虐殺』は, 当時の体験者や, 研究者, 学者により, 諸説が分かれているところであり, ないという強力な証拠があるものの, あるという確証がない状態で, 松井石根氏, 岸信介氏等実名を使用し, これをあたかも戦争の真実として漫画化している.
  1. 中国の真偽定かでない写真を用い, 百人斬りを事実として記載し, 意図的 に歴史を歪曲している.
  1. 歴史的認識が確立されていない青少年に多大なる影響を与える貴誌に, 史実ではない残虐なシーンが登載された事は, 次代を担う青少年の心を傷つけ, 遺憾である.
  1. 事の重要性を認識せず, 問題の事実関係についての調査研究を怠り, 大東亜戦争従軍の将兵, 遺族さらには日本国及び国民の誇りに傷をつけ, 辱めさせた行為は厳に慎むべき行為であり, フィクションと記載された「漫画」であっても許されない.

以上

連絡先:
 144-8621 大田区蒲田5-13-14 大田区議会 犬伏 秀一
 166-8570 杉並区阿佐ヶ谷南1-15-1 杉並区議会 松浦 芳子

昨日も書いたが, 本日は午前中, 区議会都市整備委員会に参加した後, 神保町の集英社へ出かけた. どしゃぶりの大雨の中, 5名(私を含め)の議員が集まってくれた. そして, 日本文化チャンネル桜のスタッフ, さらには, 南京虐殺があったという2日後に南京入りしたという元特攻兵の田形氏が加わった.

当初, 集英社の入り口でこちらをうかがっていたガードマンは1人だったが, 何かある, と思ったのか4名に増員された. しかし, こちらは紳士淑女の集まり(?)おだやかに彼らに話しかけた.

怪訝そうな彼らに『広報の●●さんにお約束を頂いているのですが…』と伝えると, ビックリしたように受付に通された. 広報室長の●●氏は, にこやかな笑顔で約束どおり面会してくれた. 彼には非はないので, こちらも紳士的に, しかし, 執拗に迫った.

そして, 一応, 昨日の日記に書いた抗議文全文を彼の前で朗読し, 社長, 編集長, 本宮氏宛, それぞれの封筒を託した. 集英社一階の打ち合わせコーナーで打ち合わせをしていた多くの人々が『抗議文…』と私が大声で読み始めた途端に, シーンとなり『象さんの耳』のように聞き入っていたのは, それなりに意義があったと思う.

集英社側は, 10月12日までには文書で回答することを約束してくれたので, 約30分の抗議面談を終わり引き上げた.

本宮氏の過去の作品は, 男らしさを強調したものが多く, 強い男が女性を助ける, という当たり前だが, 当世『ジェンダーフリー』教育のもとではタブーとなった描写が多く好感を持っていただけに残念である.

百人斬り裁判(遺族の名誉回復)や, 靖国裁判が佳境に入っている今, このような自虐的歴史観に基づく漫画が公開されることは, 何か大きな組織の『いかがわしさ』を感じざるを得ない.

拉致問題もマスコミに登場するまで黙々と訴えていたのは, 地方議員だった. 国会議員さん!日本の誇りを取り戻すため頑張ってよ!

朝, 区議会に出かけると公明党の職員さんが『犬伏さん, すごいね』と, しんぶん赤旗のコピーをくれた. 見てたまげた. おお!赤旗社会面の一番いい場所にあるではないか. http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-10-15/15_02.html

丁度, 大田区議会決算特別委員会の最中だったので, 総務課長に議場で公式に質問した. ついでに, 日本共産党区議団にも『掲載のお礼』を申し上げた.

私:圧力とはなにか?
総務課長:ある一定の権限を持った者が, その権限で何かを押さえつけること.

私:では, 私をはじめ地方議員は, 集英社に対し, 何らかの権限を持っていますか.
総務課長:一読者としては, 意見を言う権利はあるでしょうが, 議員としてはありません.

私:では, 赤旗にある『地方議員が圧力』というのは, 私に対する人権問題ですね.

という訳で, この問題は委員会では終わった. つまり, 大田区総務課長(人権問題担当)によれば, 区議会議員はじめ, 地方議員には, 出版社たる集英社に対し, 何ら権限を持っていないので『圧力』には成り得ない, ということだ.

その後, ネットで検索すると出てくる出てくる, 中国, シンガポール, 韓国, AFP, ロイター. 共同, 時事, と世界中に, この問題が配信されている. 中国やシンガポールの新聞は, 多分, 共同や時事, ロイターを使っているのだろうが, 配信の英文で『member of local assemblies(地方議員)』と書かれている表記が『日本右翼保守派政治家』.

ん, なるほどね. 国威高揚の報道はこうやってやるのか, と妙に納得した. また, 『うぜー』とか『死ね』とかいう左翼特有の書き込みが多いので掲示板を一時閉鎖したら, 9.5対0.5の割合で応援メール(9.5のほうですよ)が入っていた. ありがたいことだ. ごく少ない反対メールのうち, 極めて紳士的(淑女的)なメールには, ご返事をお返しした.

2ちゃんねるの反対派サイトや, 6通きた反対メールうちの1通には『言論弾圧』『憲法違反』『表現の自由侵害』との言葉がならんでいた. 返事をよこせ, 議員として説明責任がある, との言葉もあった. まあ, 投票してくれた大田区民には説明責任があるし, それは十分ネットや議会, 区政報告, 駅頭演説で果たしているつもりだが, おつきあいしようではないか.

私たちは, 10/5の日記に書いたように, 極めて紳士的に広報室長に, アポイントを取って面談した. その結果, 集英社としての回答は10/12の日記にアップしてあるとおりである. その後, 集英社の自主的判断において, 休載された. このどこが『言論弾圧』なのだろうか.

集英社は, 連載を続けると, 何か法的な, または地方議員から私的な制裁を受けるというのだろうか. それこそ, 厳粛なる卒業式で『国歌斉唱』に教員が文句をつけるほうが, よほど『圧力』であると思う. (学校や生徒に対し権限がある分)

集英社は, 我々の抗議に対し, 連載を続けることは法的にも何ら問題がないし, それは, 正に憲法により保証されている. 独自に『反省すべき箇所』があったから休載されるのだろう.

私個人としては(地方議員の会の総意ではない), 休載は, 集英社の逃げだと思っている. 仮にも, メデイアであれば, はっきり読者に説明すべきではないか, と思う. さらには, キャプションに書いてあるとおり『巨匠が描く, 歴史の真実』と思っているのなら, 『空想でありフィクションである』などと言う回答書をよこして自己矛盾をせず, 徹底的に議論すべきだろう. 集英社の態度は, どうも, うるさいから, やめちゃおう, と思えてならないのだ.

上記をもって, 4通の反対意見さん[転載者注記 たとえば id:dempax:20041030#p2]に対するご返事としたい. どうぞ, どこにでも転載して, 秋の夜長の餌食にされたい. なお, 虐殺があった, ない, の議論はどうぞ, ゆっくりやってくださいな.

でも, きっと, 中国には当分入国できないだろうな〜あの報道では…

ヤングジャンプ掲載の『国が燃える』について抗議をしたところ, 思わぬ反響があり, その結果, このマンガは掲載休止となった. 抗議文の回答書は受け取ったが, その後の対応については, 熱心に抗議行動をされていた西村修平氏等の書き込みなどからの『伝聞』でしかない. そこで, 本日, 確認のため集英社を訪問した.

対応されたのは, 10月 5日に抗議文を受け取った, にこやかな広報室長と, 今回初めてお会いする, いささか強面の室長代理のお二人. 当方は, 私と松浦杉並区議, 南京陥落後, 入城したという特攻隊員田形氏の三名である.

まず, しんぶん赤旗を示して『地方議員が圧力』とあるが, 議員が来たことで集英社の対応が変わったか, と質問した. これは, 本件反対派の論調が『言論弾圧』にあるようなので, 念のため確認した. また, 前述の西村氏が『集英社で暴れた』というウワサを流す輩がいるようなので, この点もうかがった. 今後の対応など, 集英社の回答は以下の通りである.

圧力について:
申し訳ないが, 議員であるということは, まったく本件決定には影響していない. 多くの抗議行動のひとつと考えている. 従って, 圧力とは認識していないし, 当社に対する言論弾圧とは思っていない. (抗議は一日20件以上だった)

今後の対応:
11月11日発売号において『読者の皆様へ』として, 作家本宮ひろし氏と連名で『不適切な記載があった』事, 『資料の検証に疑義があった』ことを謝罪, 説明する. 百人斬りなどにより戦犯として処罰された方々, ご遺族に『誤解を与えた』ことは遺憾である, と述べる. (見開き 2ページ)

単行本においては, 『不適切な描写(8ページ)』は削除し, 前後がかみ合わなくなるので, 加筆して出版する.

西村氏の暴行について:
そのような事実はなく, 紳士的に話し合った. 街頭宣伝も集英社敷地には入らず, 礼は失していない, と認識している.

最後に室長代理より, 出版社にとっても, また作家にとっても, 一度掲載したものを『削除』『訂正』することは, 相当の重みを持っている, どうか, その点は理解して欲しい旨の話があり, これについては, 是とした.

別れ際に, 『百人斬り』により戦犯として処刑されたお二人の将校の遺書をお渡しした. どうか, このお二人の心情を思い, 誠意ある対応をお願いします, と.


此の度中国法廷各位, 弁護士, 国防部の各位, 蒋主席の方々を煩わせました事は厚く御礼申し上げます. 只俘虜非戦闘員の虐殺, 南京虐殺事件の罪名は絶対にお受けできません. お断り致します. 死を賜りました事に就いては天なりと観じ命なり諦め, 日本男児の最後の如何なるものであるかをお見せ致します. 今後は, 我々を最後として我々の生命を以って残余の戦犯嫌疑者の公正なる裁判に代えられん事をお願い致します. 宣伝や政策的意味を以って死刑を判決したり, 而目を以って感情的に判決したり, 或いは抗戦八年の恨みを晴らさんが為, 一方的裁判をしたりされないよう祈願致します. 我々は, 死刑を執行されて雨花台に散りましても, 貴国を恨むものではありません. 我々の死が中国と日本の楔となり, 両国の提携となり, 東洋平和の人柱となり, ひいては世界平和が到来することを喜ぶものであります. 何卒我々の死を犬死, 徒死たらしめない様, これだけを祈願致します.
中国万歳
日本万歳
天皇陛下万歳 野田毅


我は天地神明に誓い捕虜住民を殺害せる事全然なし. 南京虐殺事件等の罪は絶対に受けません. 死は天命と思い日本男子として立派に中国の土となります. 然れ共魂は大八州島に帰ります. わが死を以って中国抗戦八年の苦杯の遺恨流れ去り, 日華親善, 東洋平和の因となれば捨石となり幸いです. 中国のご奮闘を祈る. 日本奮闘を祈る. 中国万歳, 日本万歳, 天皇陛下万歳, 死して護国の鬼となります. 向井敏