基地労働者のストライキ - 労働三法の獲得

サンフランシスコ条約の発効(1952/4/28)は沖縄・奄美の労働者のたたかいに新しい転機をもたらしました. そのなかで,1952年6月,米軍の基地建設に従事していた日本道路の労働者は,労働条件の改善を叫んでストライキに立ち上がりました. このストライキは占領下の沖縄における労働者の最初の組織的抵抗で,それ以後の沖縄の労働運動の土台を築いた歴史的な闘争でした. 日本道路のストライキは全県的に波及し,労働者は発足したばかりの立法院を包囲して,日本道路労働者の要求貫徹と労働三法の制定要求のたたかいを進め,ついに日本道路のストを勝利させました. これをきっかけに,沖縄の労働者と人民は1年8ヵ月のねばり強いたたかいによって,ついに,完全な形とは言えないにしても労働組合法をかちとりました