奈良県教育委員会


奈良維新の会の大坪委員より、国歌・国旗の記述内容に関連して、日本史教科書の採択についての質問が、漫画「はだしのゲン」の学校図書館での配置状況についての質問がなされました

開 会 2013年10月10日 2時00分


午後


午前


閉会 2013年10月10日 3時25分


午後


会議場所 教育委員室

松村佳子 出
花山院弘匡 出
佐藤 進 出


委員出欠


森本哲次 出
藤井宣夫 欠
冨岡將人 出


議事録署名 教育委員長


委員 教育委員長職務代理者


奈良県教育委員会事務局

書 記


企画管理室


次第


議決事項1 平成26年奈良県立高等学校入学者募集人員について 可決


議決事項2 平成25年度文化財保護功労者感謝状の贈呈について 可決


報告事項1 平成25年9月定例県議会の概要について 承認


報告事項2 平成25監査年度第1回監査結果報告について 承認


○松村委員長「ただ今から、平成25年度第10回定例教育委員会を開催いたします。本日は、藤井

委員が欠席ですが、定足数を充たし委員会は成立しておりますので、これより委員会を開催いた

します。」

○松村委員長「まず、はじめに前回の定例教育委員会会議録の承認についてで 承 認

す。」

「お手元に配布の前回の定例教育委員会会議録について、各委員内容をご確認

ください。」

「ご承認を頂けますでしょうか。」

※ 各委員一致で承認

○松村委員長「議決事項2『平成25年度文化財保護功労者感謝状の贈呈』につき 可 決

ましては、人事に関することでございますので、秘密会において審議すべきもの

と考えます。委員の皆様にお諮りします。いかがでしょうか。」

※ 各委員一致で可決

議決事項1 平成26年奈良県立高等学校入学者募集人員について

○松村委員長「それでは、議決事項1『平成26年奈良県立高等学校入学者募集人員』について

説明願います。」

○教育長「平成26年度の県立高等学校の入学者募集人員につきまして、課程ごとに定めるもので

ございます。詳細につきまして、学校教育課長よりご説明いたします。」

……


○教育長「9月17日から10月7日まで開催されました、平成25年9月定例県議会の概要につきま

して、9月2日開催の初度委員会及び13日開催の事前委員会の概要を含めまして、教育次長より

ご報告いたします。」

○教育次長「まず、9月議会において教育委員会に関係する事案の全体について、ご説明いたし

ます。報告事項として、退職手当返還請求事件の専決処分を報告しました。次に、文教くらし委

員会において、初度委員会では、1人の委員より質問2件、事前委員会では、4人の委員により

質問11件、要望1件がございました。次に、本会議において、代表質問については、2人の議員

により、大きな括りで質問3件、一般質問については、4人の議員により、大きな括りで質問6

件、要望1件がございました。また、予算審査特別委員会の教育委員会に対する審査は、10月2

日に行われました。6人の委員により質問10件がございました。最後に、文教くらし委員会委員

長報告及び予算審査特別委員会委員長報告ですが、10月7日の議会閉会日に行われ、議会は閉会しました。以上が全体の概要でございます。


続きまして、答弁の概要をご報告いたします。まず、初度の文教くらし委員会です。日本共産党宮本委員より、学校での児童生徒の怪我に対する対応方法の質問と、放射線に関する授業に関しての要望がありました。次に、事前委員会としての文教くらし委員会の答弁概要です。日本共産党宮本委員からは、学校の空調整備、就学援助制度、学校徴収金に関連して、保護者負担の軽減に関する質問があり各課長から現行制度等の説明をさせていただきました。民主党猪奥委員からは、地域と一体になった防災教育の推進について、奈良維新の会大坪委員からは、熱中症対策について、同じく大坪委員から、学校・地域パートナーシップ事業について質問があり、各々、担当課長から現在及び今後の取組みについて説明をさせていただきました。奈良維新の会の大坪委員より、国歌・国旗の記述内容に関連して、日本史教科書の採択についての質問が、漫画「はだしのゲン」の学校図書館での配置状況についての質問がなされました。無所属の阪口委員からは、教育委員会制度に関して、現行制度に賛同する立場で、更なる活性化についての質問がありました。冨岡教育長から、教育委員会の協議会(勉強会)などの現在の取組みを説明いただきました。続いて、本会議の代表質問と一般質問の答弁の概要をご報告いたします。まず、代表質問の概要ですが、民主党高柳議員より『教育予算について』、県立高校の教育予算が他県に比べ低位である旨の質問がありました。これに対して、荒井知事から、学校再編に伴う規模の利益が影響していること、耐震化対策など必要な分野への効率的な予算配分を工夫していること、などについて答弁いただきました。同議員より、インクルーシブ教育の理念に関連して、『地域の学校での特別支援教育の充実』の質問があり、教育長から、一層きめ細かい対応をしていく旨答えていただきました。公明党大国議員より、『学校における防災対策について』、緊急地震速報の発表された際の対策の質問があり、教育長から、対策マニュアルの作成配付など今後の対策について答弁いただきました。同じく、大国議員から、『いじめ対策』についても質問がありました。

以上が代表質問の概要です。次に、一般質問の概要ですが、自由民主党安井議員から、『県立学校の耐震化』について、同じく自由民主党の宮木議員から、『子どもの規範意識や社会性の醸成』、『中学生の体力向上』、『県立高校の空調設備の設置』について、教育委員会に『しっかりと取り組んでほしい』という応援エールの意味を込めた質問を頂きました。そのほか、『いじめ対策における警察OBの活用』の質問、『伝統芸能の継承活性化』の要望、『特別支援教育の充実』の質問を頂きました。以上が一般質問の概要です。続きまして、予算審査特別委員会の、答弁の概要をご報告いたします。民主党高柳委員より『教育予算について』、同じく高柳委員より通学バス路線を守る立場で、『高校生の通学手段調査について』ご質問をいただきました。『平成27年度の全国高校総体の開催に向けて』、施設などの準備対策について自民党宮木委員より、『いじめ対策と道徳教育について』自民党改革中村委員より、その他、『いじめ問題における加害者へのケアについて』、『平城宮跡整備について』、『不登校児童の適応指導教室について』、『公立中学校における武道必修化の実施状況について』、『災害時に避難所指定されている県立学校の初期対応について』の質問もありました。これらについて、教育長や担当課長から答弁していただきました。」

○松村委員長「ただいまの件につきまして、ご意見ご質問はございませんか。」

○森本委員「9月議会の関係で、文教くらし委員会、一般・代表質問を含めて、幅広く質問が出ていますが、例年このようにたくさんの質問が出ているのですか。」

○教育長「例年と同じぐらいの質問数です。」


○森本委員「近年、いじめの問題等日本国内ではいろいろな教育問題が発生していますが、それに伴って教育委員会に対して多くの質問がなされているということはないのですか。」

○教育長「ここ1,2年はいじめと体罰の問題が出てきましたので、それがなかった3年ほど前はもう少し少なかったです。いじめの問題が出てきたときには1日に9問ぐらい質問が出たこともあります。体罰の問題が出たときにも同様で、質問数は近年増えています。」

○松村委員長「被災地からお子さんたちが来られていますが、そのお子さんたちへのいじめや差別はありませんか。」


○教育長「私が把握している限り、奈良県独自のものはありません。ただ、日本全体で言うと放射能に対する無理解から問題が出ているとは聞いています。学校教育課、生徒指導支援室、教職員課では何か把握していませんか。」

○学校教育課長「被災地からは、幼稚園で7名、小学校39名、中学校9名、高等学校7名、合計62名の児童生徒を受け入れておりますが、いじめについて、学校教育課としては聞いていません

○生徒指導支援室長「被災地から児童生徒を受け入れている学校には、スクールカウンセラーを配置しています。その中でもいじめられた等の相談は聞いていません


○教職員課長「2年前の教員採用で、東日本大震災特別選考枠として11名に来ていただいています。その先生方で3月11日を福島で経験された方がいますので、学校での防災訓練等でかなり活躍いただいております。保護者からも感謝されているとの話を聞いています。」

○松村委員長「放射能に対する理解がなされていないのではないかと気になって聞いてみました。」