1. 就業詐欺を訴える朝鮮人慰安婦が「パンパン屋」と自称するのか?


【1a】


ある時建物に入ると,朝鮮人の女の子が出てきて,泣いていた。話を聞くと,戦地看護婦募集というのに応募してきてみたらパンパン屋にされたとの事.お前何歳だ,と聞くと17歳と答えた.自分は彼女に対し『と言っても日本に逆らったら殺されるんだからしょうがないじゃないか,慰安婦やりなさい』などと教え諭した【祖父の証言】


【1b】


Q、殺された慰安婦の女は、どういう時に殺されたのか。逆らったりした時か


A、自分らは殺すなどという事はしなかったが、59連隊の中で、満州事変に参加した連中、つまり自分らの前に行っていた連中は、そういうことをしたと聞いている。朝鮮人支那人も酷い目にあわされたと聞いている。自分は、看護婦募集に応募して来てみたらパンパン屋にされたという少女がかわいそうになり、給料をもらった時、そこから金を渡したりした【祖父の証言Q&A】


【疑問】国語辞書の「パンパン」の説明は「敗戦後,占領軍兵士を相手にした街娼(日本人娘)」であり,満洲の軍慰安所の女性が「パンパン屋」を自称するのは不自然に思える


【調査結果】id:dempax:20141101 神崎清「パンパン語源考」 井上章一&関西性欲研究会『性の用語集』講談社現代新書1762,2004/12/20 p.296 三橋順子「パンパン」で,戦前から海軍で使われていたことを確認


【残された疑問】軍慰安所とそこで働く女性を海軍の隠語で「パンパン」と呼んでいたのは了解できたが,満洲の陸軍慰安所で「パンパン」という言葉が使われていたのだろうか?日常,将兵が女たちを呼ぶ時,何と呼んでいたのだろうか