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(写真)
『星の流れに』テイチク 1947年[東京新興音楽出版社発行]
『リンゴの唄』が流行した1946年、それとは対照的に、夜の女をテーマにした荒んだムードの『星の流れに』が作られたが、これが翌1947年になって大ヒット。
日本国憲法や労働基準法の公布という新しい時代への動きとは裏腹に、栄養失調、ヤミ市、カストリ、停電、スト、といった言葉が飛びかうまだまだ暗い日常の中で、この歌のやり切れない暗さが共感を呼んだもので、歌った菊池章子の名を人々に印象付けた。
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(写真説明)♪こんな女に誰がした…有楽町ガード下の女達