■カバネだれに穴 北京語では bi

id:dj19:20111215#p2 に関連して[*1]




井上章一[編](関西性欲研究会)『性欲の研究[エロティック・アジア]』(平凡社 2013/05/24)


性欲の研究: エロティック・アジア 1800円+税



【対談】井上章一・劉建輝「上海モダンの風俗事情-ソープランドからチャイナドレスまで」(p.32-p.67)にピーについての議論 …… 以下、箇条書き



井上章一


□ 「ぴぃ」について、英語語源説と、中国語からの転訛説があり 永井良和『性的なことば』[*2]に詳しい解説がある


□ 日本では英語起源説が有力だが、「私はひそかに中国語からきているんじゃないかと、思っている」


田中貢太郎『貢太郎見聞録』(1926年)「上海瞥見[べっけん]記」に船員相手の「広東ぴい」が記録されているから[*3]



劉建輝


□ 「中国語の■(カバネだれに穴)は濁音の「びい」になるんですよ。すくなくとも、北京語ではね。」 [*4]




以上、■(カバネだれに穴)の漢字はある、発音は要確認 という結論





■ 『性欲の科学』紹介記事 by 三原順子


http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-05-24-1

*1:2013/06/15追記

*2:講談社現代新書…引用者註記

*3:幾つか説明があるが、ここでは省略

*4:日本人が「ぴい」と聞き取った、広東語の発音は「ぴい」なのかもしれない、2つの可能性がある