原発小説

週刊S誌の広告に≪「放射能」という集団ヒステリー≫*1の見出しを見る. 放射性物質の拡散は風評の妄想とでも叫びたて=原発推進の提灯持ちしたいのか=現実を見ないで安心したつもりになりたいのか, はたまた集団ヒステリーを扇動してフィーバーしたいのか,いづれにせよ買うほどの本とも思えない. 電車の中か喫茶店にゴミが落ちていたら読んでみよう.*2 で, S社が≪「放射能」という集団ヒステリー≫の日本語読者に贈る3冊. 以下≪……≫内の紹介は S社サイトからの引用.





大江健三郎ピンチランナー調書』 http://www.shinchosha.co.jp/book/112611/
≪核満ちる世にリー、リー、リー、の声がする。哄笑と驚愕を呼ぶ「転換」した父子の冒険譚。/ 地球の危機を救うべく「宇宙?」から派遣されたピンチランナー二人組! 「ブリキマン」の核ジャックによる民衆の核武装?……。内ゲバ殺人から右翼大物パトロンの暗躍までを、何もかもを笑いのめし、価値を転倒させる道化の手法を用いて描き、読者に再生への希望と大笑いをもたらす。死を押しつけてくる巨大なものに立向い、核時代の《終末》を拒絶する諷刺と哄笑の痛快純文学長編である。≫
isbn:9784101126111




高村薫『神の火』 http://www.shinchosha.co.jp/book/134712/
≪苛烈極まる諜報戦が沸点に達した時、破天荒な原発襲撃計画が動きだした - スパイ小説と危機小説の見事な融合!!!衝撃の新版。≫
isbn:9784101347127




笙野頼子『水晶内制度』 http://www.shinchosha.co.jp/book/397604/
≪日本に新・女人国家誕生。うわーっ! 純文学の孤高守護神が贈る最高傑作! / 原発を国家の中枢として日本から独立した女人国ウラミズモ。亡命作家は新国家のため創作神話を書くが……。高校では「ロリコン」男が飼育され、男性保護牧場では美男だけが生き延びる!? 家畜人ヤプーから出雲神話児童ポルノ規制法案等、古今東西の名作・迷作を友とし敵として、自由も倫理も性愛もない女の楽園を描く平成の「奇書」。≫
isbn:9784103976042

小谷真理書評 ゆらぐ場所に立ち続ける 笙野頼子『水晶内制度』http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/397604.html






関連??地震情報
http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/
http://www.jma.go.jp/jp/quake/



不適切な情報提供雑誌

資源エネルギー庁の詫び状より.


記事が不適当である以上に 広報誌の存在自体が無駄だ*3.


経済産業省 報道発表 http://www.meti.go.jp/press/

経済産業省資源エネルギー庁 原子力立地自治体等向け広報誌『Enelogy』
http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110411010/20110411010.html
『不適切な情報提供』記事 http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110411010/20110411010-2.pdf
Key Personと語る 松浦祥次郎 (財)原子力安全研究協会理事長
"信頼の上に"高齢化を迎える原子力発電*4
柏貴子●福井大学大学院工学研究科原子力エネルギ安全工学専攻地域・交通計画研究室
矢島真由美●福島県大熊町婦人会会長

詫び状 http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110411010/20110411010-1.pdf


via 柏貴子先生検索

エネルギー・環境に対する日常意識と省エネ行動に関する研究-福井大学の学生を対象として-
http://jairo.nii.ac.jp/0039/00000991 > http://repo.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10098/1842/1/73-78.pdf



日本原子力学会 社会・環境部会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/aesj/division/sed/

チェインディスカッションの記録 http://wwwsoc.nii.ac.jp/aesj/division/sed/CD/cd0.html


第11回(平成15年9月)(静岡大学)『停電の危機に学ぶ 〜信頼回復は進んだか〜』
http://wwwsoc.nii.ac.jp/aesj/division/sed/CD/CD11/cd11.html
講演1:東京電力 田中治邦 氏 「夏の電力危機の教訓と信頼回復への取り組み」ほか


●第16回(平成18年3月)(JAEA大洗研究センター)『原子力のリスク、一般のリスク』
http://wwwsoc.nii.ac.jp/aesj/division/sed/CD/CD16/cd16.htm


●第20回(平成20年3月)(大阪大学)『原子力における本災害以外のリスクマネジメント』
http://wwwsoc.nii.ac.jp/aesj/division/sed/CD/CD20/cd20.pdf
宅間正夫*5 原子力発電所リスクマネージメント ほか


掲載されていない記事が読みたくなる。


●第17回(平成18年9月)(北海道大学)『原子力学会の説明責任とは何か』
●第18回(平成19年3月)(名古屋大学)『原子力とマスメディア報道』
●第21回(平成20年9月)(高知工科大学)『コアグループ発表「原子力広報ガイドライン作成に向けて」』

*1:週刊新潮2011/04/21 http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/

*2:女性セブン2011/04/28 http://josei7.com/ ≪「中居正広『極秘炊き出し』に原発避難民2度目の涙」「父が採点 枝野官房長官『息子の会見は51点』」「徹底追及/日本の全発電量の26%をどう代替する? いまさら生活は変えられる?/「原発なくす」はできるのか?」≫=新聞広告ではほかに石原問題から地震揺れ対策セラピ体操まで=硬派ぶりがきわだつ

*3:効果対費用の経済面から見ても資源の無駄使いだ, 終刊記念特集は 地震原発

*4:信頼の上に の両側にある「"」「"」は原文のまま

*5:原子力産業協会顧問,元東京電力取締役