最新鋭イージス艦の記録について

GPS記録*1をとっていないのが本当なのか疑問に思い調べてみた.



自衛隊関連紙『朝雲新聞』社HPを覗きに行ったのだが [*2]



最新ニュースをいくつか読んでみる [*3]
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戦車 空陸一体で作戦可能/敵映像 車内モニターに/友軍とネットで情報共有 http://www.asagumo-news.com/news/200802/080214/08021401.html


2年度からの装備化目指す

「新戦車は情報通信技術の発達に対応した,小型・軽量の,まさにわが国の国土に対応した戦車」--.


2月13日,陸自の次期主力装備となる「IT対応型新戦車」が神奈川・相模原市の技本陸上装備研究所で初公開された.


初めて姿を現した新戦車は90式戦車より一回りコンパクトになり,その低い車体と砲塔両側の流線型モジュール装甲により,重厚な90式に比べ,かなり“スポーティー”な印象だ.


主砲には強力な44口径120ミリ滑腔砲を搭載. 90式では独ラインメタル社製のライセンス国産だったが,新戦車の主砲は日本製鋼所製となり,ほぼ完全な「日の丸戦車」となった. 側面防御用の鋼鉄製スカートの下にはゴム製のスカートを垂らし,ステルス性能も高めている. 砲塔四隅にはレーザー検知器を付け,敵の攻撃をいち早く探知することもできる.


新戦車の最も大きな特徴は「C4I(指揮・統制・通信・コンピューター・情報)」機能. 陸自ネットワークに組み込まれ,戦車同士が情報共有できるほか,普通科の野外コンピューター・ネットワーク「基幹連隊指揮統制システム」とも連接,普通科部隊と一体化した作戦行動が可能だ. [*4]


将来的には上空のOH1観測ヘリやAH46D戦闘ヘリからの敵情も入手できるようになり,戦車部隊は作戦環境をほぼリアルタイムで受けながら行動できるようになる.


砲塔上部の高い位置に取り付けられた「コマンダーズ・キューポラ(車長用展望塔)」は,いち早く敵の姿を捉え,映像を車長・砲手の座席正面にある大型モニターに映し出す. 砲手は発射ボタンのほか,パネルタッチでも射撃ができるため,瞬時の交戦が可能だ.


技本は14年度から同戦車の開発に着手,18年度末までに試作車両を完成させ,19年度からは北海道などで走行試験を行っていた. 20年度からはいよいよ射撃やネットワークなどの実用試験に着手,21年度末には開発を完了させ,2222年度の装備化を目指す.

新戦車の主要諸元は全長9.42メートル,全幅3.24メートル,全高2.30メートル,全備重量約44トンで,兵装は44口径120ミリ滑腔砲,12.7ミリ重機関銃,74式7.62ミリ機関銃各1. エンジンは水冷4サイクル8気筒ディーゼル機関(1200馬力)を搭載しており,最高速度は70キロ. 乗員は3人. 1両の価格は7億円程度とみられている.
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19年度救難戦技競技会/"脅威"の想定下,洋上で遭難者救出/整備や指揮部門も/空自10個救難隊が参加/浜松救が総合優勝 http://www.asagumo-news.com/news/200802/080214/08021409.html


航空救難団主催の19年度救難戦技競技会が2月1日,全国10個救難隊から約140人が参加して同7日まで茨城・百里基地とその周辺海空域で行われ,2日,飛行部門による洋上遭難者の捜索救助の様子などが報道陣に公開された.


任務遂行能力の向上などを目的に今年で2回目となる同競技会は,各救難隊長以下1チーム14人編成(操縦士,航空士,整備員)で飛行,整備,指揮所活動の各部門で能力を競うもので,2日の開会式では前年度優勝部隊の秋田救難隊が優勝杯を返還,松島救難隊池田敏行3曹が選手宣誓. この後,救難団司令の滝脇博之将補が「われわれの任務はまさに戦技. 悪天候との戦い,敵に負けず撃墜されない救難団の戦技には勝つか負けるかしかない. 悔いのない健闘を祈る」と訓示した.


当日は飛行部門に百里,那覇救難隊,整備部門に松島,浜松両救難隊が参加,各チームごとに時間をずらして状況が付与され,それぞれが日ごろの“実戦”で培った技量を発揮した.


この日,報道陣を乗せたCH47Jヘリは,けたたましい非常ベルと共に百里救難隊の隊員が乗り込んで洋上遭難者の救助に向かうU125A救難捜索機21号機(機長・西田誉1尉以下4人)とUH60J救難ヘリ53号機(同・古沢彰1尉以下5人)に密着して取材.


現場海域には正体不明の船があり敵の脅威が存在するという想定の中,固定翼のU125Aが先に鹿島灘沖に到着してダミー人形を捜索,発見. 間もなく到着したUH60Jヘリがぐんぐん高度を下げて海面すれすれにアプローチし,救難員の和田学2曹と池田武示3曹の2人が海面に飛び込み,激しいダウンウォッシュの中を泳いでダミーにたどり着くと,意識を確認しながら慎重に抱きかかえ,ホイスト救助した.


ダミーには電波を発信する救命無線機と,レーダーに反射するリフレクターが入った「ライフバルーン」が装備されているが,天候などの影響のため,広い海域で迅速・確実に発見することは難しい. 今年は新たな試みとして,ダミーの着衣を従来のオレンジ色からあえて目立たないモスグリーンとし,目視で発見しにくい設定にした.
両機は間もなく二つ目のターゲットも発見,救助後,百里に帰投した.


一方,整備部門は百里救難隊の格納庫でUH60Jの実機を使って故障検査の要領を競う部門と,U125Aの不具合を前提にコンピューターなどで原因を追求する故障探求の部門に分かれて行われ,同日は整備群(小牧)から派遣された評価・判定役のベテラン隊員が見守る中,松島,浜松両救難隊の参加隊員が緊張した面持ちで検査や故障原因の究明に取り組んだ.


各競技の結果,浜松救難隊(隊長・高尾義博2佐)が総合優勝を果たした. 期間中,橋本支援集団副司令官が競技会を視察した.
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ほかに

イージス艦「あたご」就役/最新のシステム搭載/高度な防空能力誇る 後甲板にヘリ格も/3護群に編入,舞鶴に配備 http://www.asagumo-news.com/news/200703/070322/07032207.html




航空自衛隊HP≪航空救難団≫ http://www.mod.go.jp/asdf/asc/resq.html より

*1:遭難したふたりの僚船のGPS記録は軍事技術の民間利用であって,最新鋭イージス艦の記録が無いのはあまりに不自然

*2:http://www.asagumo-news.com/data/2007/071206/Fukuda_Kunji.html 2007高級幹部会同 福田首相訓示(平成19年11月28日)[2007.12.6付朝雲]

*3:http://www.asagumo-news.com/news.html ニュースは2/14付けが2/18に更新されたところ

*4:太字強調は引用者,艦船がどこにいるかの情報は≪友軍と共有≫されていないのだろうか