山根隆治(参院議員/茨城選挙区/民主党常任幹事)

週刊文春』01/24号ではUFO議員も叩かれている.

山根隆治 HP

略歴 http://www.r-yamane.com/profile/index.html

政策 http://www.r-yamane.com/seisaku/index.html


安全保障問題アンケート(2001/10) http://db.kosonippon.org/statesman/statesman_answer.php?eid=7&sid=1769


民主党 参議院議員 山根隆治メールマガジン2007/12/20「UFOに対する質問主意書 」他

◆UFOに対する質問主意書(12月19日)


今国会では内閣委員会での2回の質問をもって,私の出番は終わることとなりそうである. そこで,文書での質問形式として残されている質問主意書を内閣に対し出すこととした. 内容はUFOに関するものであった. 私としては,文書で送り文書で回答のくるものだから,それ程,話題性を持つ行為とは思っていなかった. しかし,意外にも答弁書のきた昨日18日は,反響が大きく,マスコミ対応に追われ,予定していた日程をとり止めざるを得ない程の状況だった.


私は党の内閣副大臣という立場であり,男女共同参画やインターネットの問題,治安対策など幅広い分野の政策づくりに携わっている. 今回のUFO報道で私の質問や発言がマスコミにとり上げられると,有権者や支持者の方々からUFO問題ばかり取り組んでいるような印象をもたれ易いが,必ずしもそうではない. あくまでも国民の暮らしに重点を置いた活動をしていることを敢えてこの際この場で付言させて頂きたい.


UFO問題は,マスコミのとり扱い方では悪い意味でオカルト的な印象を与えかねず,政治家としてこの問題をとり上げることには,それなりの決意が私にも必要だった. 今回,答弁書とは違った町村官房長官の肯定的な発言もあり,マスコミの皆さんには概ね冷静で客観的な報道をして頂いたので,抗議めいた電話はほとんど事務所にかかってこなかったことに,スタッフとともに安堵している.


さあ,これからは,福祉,福祉でやっていきたい.

新聞記事 Gigazine 日本政府,UFOが日本に飛来した場合の対応を発表 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20071218_japanese_ufo/

参議院質問趣意書情報 未確認飛行物体に関する質問主意書 http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/168/meisai/168084.htm

質問趣意書 http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/168/syuh/s168084.htm

答弁書 http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/168/touh/t168084.htm

より


答弁書第八四号

内閣参質一六八第八四号 平成十九年十二月十八日


参議院議員山根隆治君提出未確認飛行物体に関する質問に対し,別紙答弁書を送付する.


参議院議員山根隆治君提出未確認飛行物体に関する質問に対する答弁書



≪政府としてUFOについてどのような認識を持っているのか明らかにされたい≫について


政府としては,御指摘の「地球外から飛来してきたと思われる未確認飛行物体」の存在を確認していない.



≪政府及び関連機関等でこれまでUFOに対しどのような情報収集や研究,対応を行ってきたのか明らかにされたい. 行っていないとした場合,それはどのような理由からか明らかにされたい≫,三≪UFOが我が国に飛来した場合に想定される対応について,政府の見解を示されたい≫及び五アメリカを始めとする友好国等との間で,UFOについての情報の交換をこれまで行ってきたのか明らかにされたい≫について


一についてで述べたとおり,政府としては,御指摘の「地球外から飛来してきたと思われる未確認飛行物体」の存在を確認していないため,「地球外から飛来してきたと思われる未確認飛行物体」に関して特段の情報収集,外国との情報交換,研究等を行っておらず,また,「地球外から飛来してきたと思われる未確認飛行物体」が我が国に飛来した場合の対応についても特段の検討を行っていない.



航空自衛隊がUFOを探知してスクランブル(緊急発進)をしたことがあるのか明らかにされたい≫について


航空自衛隊では,我が国の領域の上空に侵入するおそれのある正体不明の航跡を探知した場合には,必要に応じて,戦闘機を緊急発進させ,目視による確認をすることとしており,鳥等の航空機以外の物体を発見することはあるものの,御指摘の「地球外から飛来してきたと思われる未確認飛行物体」を発見した事例については承知していない.



≪国民や民間団体から寄せられた情報の整理,分析,確認作業は,国のどの機関で行うのか明らかにされたい≫について


お尋ねについては,情報の内容に応じ,所掌事務に照らして適切と考えられる関係機関において,必要な情報の整理,分析,確認作業等を行うこととなる.

航空自衛隊は,優秀な装備と優秀な人員と有り余る時間を使って,すべてのUnidentified Flying Object=未確認飛行物体*1の正体を明らかにしてしまったらしい.


ポストモダンと情報化社会のSFに登場する地球外知性は(a)漂う思念*2が脳味噌を直撃*3するか(b)脳味噌に突っ込んだモッドに取り憑いて*4地球知性に語りかけてくるので,飛行物体に乗って飛んで来る古典的な宇宙人像はかなりショボイ.


なお,地球外知性が交渉の相手として地球知性の代表に人類を選ぶとは限らないが,人類を選んだとしても安保条約下の日本政府や航空自衛隊が相手にされることはないだろう.


50年代の異星人エイリアンは東西冷戦時代壁の向こうからくる侵略者を象徴していた*5わけだが,山根,町村,石破,島尻諸せんせいの頭の中のエイリアンとは何なのか?『週刊文春』01/24号p.29 山根せんせいの御発言は次のとおり.

防衛の原点としていろんな想定をしないといけない. アメリカではレーガン政権当時から宇宙戦争に備える計画をしている. 今回の提案で,日本にはこの問題を扱う機関もないこともはっきりした.

異星人の乗り物は光速レベル. これを防御する迎撃体制をどうするか. 湾岸戦争でもパトリオットの迎撃精度はわずか3割で,完璧にはまもれないんです.

*1:菊池聡『超常現象の心理学-人はなぜオカルトにひかれるのか』(平凡社新書28 1999/12) http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/browse.cgi?code=85_028 isbn:4582850286 第2章"宇宙からの使徒"参照

*2:a.漂う思念:日本の最新技術では山本七平の≪空気≫,江本尊師IHMの≪HADO≫

*3:脳味噌を直撃:≪HADO≫が≪共鳴≫するのだ

*4:b.モッドの憑き物:今様の技術ではケータイ電話?

*5:C.G.ユング『空飛ぶ円盤』朝日出版エピステーメ叢書