高崎隆治『上海狂想曲』(文春新書521 2006/08/20)の紹介を兼ねて
目次
はじめに 日本人と上海
国際都市シャンハイ
8月13日・金曜日
特派員 木村毅
特派員作家・林房雄と榊山潤
上海のスパイ
女流作家 吉屋信子の上海
11月5日 ガーデンブリッジ
以下,4点考察整理中[未完成]
(1)戦時下文学/史資料の収集と分析を続けておられる高崎隆治氏*1の新刊,文春文庫が平積みになっているのをみつけて驚いた. *2
(2)横光利一についての記述(p.40-42横光利一の『上海』).--たまたま図書館で借りて読んでいた池ヶ谷真仁ed『黒羽清隆 日本史料講読 日米開戦・破局への道「木戸幸一日記」(1940年秋)』(明石書店 2002/10/25 序文は高校での教え子=政治/憲法学の渡辺治による「黒羽史学」との出会い--その魅力) でも横光利一をとりあげていたので
(3)p.151-154「上海郊外の『愛国義塾』という女学校の教室で拾った少女の作文」(上海日報主筆・後藤和夫翻訳により上海日報に掲載→吉屋信子『戦禍の北支上海を行く』1937/11新潮社所収 p237 =主婦の友社主催講演筆記「北支上海現地報告」=1937/10月東京軍人会館/大阪中之島公会堂),毛沢東「抗日遊撃戦争の戦略問題」(1938/5月),『宣撫月報』vol.4No.2「遊撃戦法」を比べること.