西尾幹二の孤独な伝言ゲーム


"GHQ"+"焚書"でぐぐってみると『正論』に"焚書記事"があるらしい[現物は未読]


『正論』2005/4月号 水間政憲(メディア批評家) http://www.google.com/url?sa=D&q=http://ryutukenkyukai.hp.infoseek.co.jp/ghq1.html


ibid. 2005/9月号 西尾幹二 閉ざされた言語空間と「戦後神話」[太字強調は引用者による,以下同様]

マッカーサー司令部は昭和21年3月に一通の覚え書きを出して, 戦時中の日本の特定の書物を書物の存在すべきあらゆる場所から没収し, 廃棄することを日本政府に指示しました. 書物没収のためのこの措置は時間とともに次第に大がかりとなります. 昭和23年文部省の所管に移って, 各都道府県に担当者が置かれ, 大規模に, しかし, 秘密裏に行われました. 没収対象の図書は7千7百余種に及びます. そのとき処理し易いように作成されたチェックリストがここにあるこの分厚い一冊の本なのです. ・・・・・

戦後のWar Guilt Informasion Programの一環であった私信にまで及ぶ『検閲』の実態はかなり知られていますが, 数千冊の書物の『焚書』の事実はほとんどまったく知られておりません. ・・・・チェックリストは, 昭和57年に文部省社会教育局編として復刻され, こうして今私たちの目の前にあるわけです. ・・・【http://www.google.com/url?sa=D&q=http://blog.livedoor.jp/hjm2/archives/50291363.html より孫引】

日録でも同様の記事が読めるが細部は異なる.

この赤い一冊の大きな本をみて下さい(私は裁判官の方に本をかゝげた). アメリカ占領軍による『没収指定図書総目録』です.


マッカーサー司令部は昭和21年3月に一通の覚え書きを出して, 戦時中の日本の特定の書物を図書館から除籍し, 廃棄することを日本政府に指示しました. 書物没収のためのこの措置は時間とともに次第に大かがりとなります. 昭和23年に文部省の所管に移って, 各部道府県に担当者が置かれ, 大規模に, しかし秘密裏に行われました. 没収対象の図書は数千冊に及びます. そのとき処理し易いように作成されたチェックリストがここにあるこの分厚い一冊の本なのです.


勿論, 占領軍はこの事実上の「焚書」をさながら外から見えないように, 注意深く隠すように努力し, また日本政府にも隠蔽を指示していましたので, リストもただちに回収されていたのですが, 昭和57年に「文部省社会教育局 編」として復刻され, こうして今私たちの目の前にあるわけです.


戦後のWar Guilt Information Program の一環であった, 私信にまで及ぶ「検閲」の実態はかなり知られていますが, 数千冊の書物の公立図書館からの「焚書」の事実はほとんどまったく知られておりません. 【http://www.google.com/url?sa=D&q=http://nishio.main.jp/blog/archives/2005/06/post_162.html より】

マッカーサー司令部は昭和21年3月に一通の覚え書きを出して, 戦時中の日本の特定の書物を図書館から除籍し, 廃棄することを日本政府に指示しました. 書物没収のためのこの措置は時間とともに次第に大かがりとなります. 昭和23年に文部省の所管に移って, 各部道府県に担当者が置かれ, 大規模に, しかし秘密裏に行われました. 没収対象の図書は数千冊に及びます. そのとき処理し易いように作成されたチェックリストがここにあるこの分厚い一冊の本なのです.【日録 2005/06/05】


事実上の焚書」≫が≪数千冊の書物の公立図書館からの「焚書」の事実≫≪GHQによる焚書図書≫≪占領軍によって流通を止められ禁書扱いされた≫となるところが陰謀論大好きな西尾幹二流.
.

GHQによる焚書図書は約7100冊あると推定され, うち約5000冊は澤龍氏のコレクションに所蔵されている.

これとほゞ等量の, 焚書からは漏れたが, 大略同内容の, 昭和8年頃から19年頃までの, 今は誰も省みない図書が同氏のコレクションに蒐められている. 【日録 2006/06/25】

昭和8年―19年当時の本は私の父の書棚にもあったし, 戦後もしばらく古書店ではいくらも目撃されていたはずだが, 占領軍によって流通を止められ禁書扱いされたので, 私が読書年齢に入ったときにはすでに私の視野の中には入っていなかった. 【日録 2006/06/27】

あまりにも狂信的なトンデモ本が無視されたというところか


東京農工大学図書館 沿革 http://www.ne.jp/asahi/bunko/enkaku/index.html

[1946年]

2月26日 連合国軍最高司令官の日本政府に対する覚書00073号. すべての発売頒布禁止規程を廃止し, 昭和21年4月1日以前に処置の報告をせよ, という趣旨. 発秘47号3月15日付で通達.


3月17日 連合国軍総司令部「宣伝用刊行物の没収」を指令(連合国軍総司令部から没収を命ぜられた宣伝用刊行物総目録 文部省社会教育局)この年, 追加第15号までの指令が伝達された. 最終第46号ハ昭和23年4月15日付.


4月 "直接間接を問わず修身, 国史, 地理に関する図書一切の徹底回収"(ある高校教師の戦後史 藤原治著 岩波書店 1974)<松江中学, 図書取り返しの顛末> 【 http://www.ne.jp/asahi/bunko/enkaku/nempyo1.htm