かんちがい君たちのための資料など


森孝一「『宗教国家』アメリカは原理主義を克服できるか?」(『現代思想』2002年10月号 特集:アメリカを知れ)p.103-115
http://theology.doshisha.ac.jp:8008/kmori/mori.nsf/504ca249c786e20f85256284006da7ab/818b7526b33b476149256c46004bb394?OpenDocument


吉田裕講演【南京事件--虐殺否定論の動向 吉田裕 1999/06/05】より *1

最近, まだ読んでないんですけど鈴木明さんが『新南京大虐殺まぼろし』っていうのを出しました, ここへ来る途中読んできて, まだ100ページくらいしか読んでないんですけど, いらいらしてきました. 帯カバーとか宣伝を読むと, 虐殺否定論争に終止符を打つ, と書いてあるんで, これはすぐ読まなければと思って読み出したんですけど, 一向に本論がでてこないんですね. 彼の場合は典型的ですけど, これは日本の本音の世論の典型だと思いますけど, 「南京大虐殺まぼろし」なんですね. 「まぼろし南京大虐殺」じゃなくて「南京大虐殺まぼろし」なんです. これは微妙にちがうんですね. 「まぼろし南京大虐殺」というと何にもなかったということになりますけど, 「南京大虐殺まぼろし」というと南京大虐殺の中にまぼろしの部分があったというニュアンスが少し出るんで, つまり彼は何もなかったとは前の作品でも一言もいってないんですね. 今度の作品でも, 何もなかったとは自分は一言もいってない, と繰り返し言っていますので, 完全な否定論とはちがうようです.


一方では本当に騒がしい虐殺否定論が, とにかく大きなメディアで, 今までは小さなメディアで取り上げられていたのが, 大きなメディアで, 『サピオ』とかああいうところで, 取り上げられるようになったというのは現代的特徴だと思います. 確かに彼らの声が大きくて, 派手な活動をやってるのは確かですけど, しかし, あれがあのまま日本の社会の主流ではないし, 日本の社会の中で少しずつ変わっていく面もあるわけですね. 自由主義史観研究会は, 琉球大の高嶋さんがよく会報を送ってきてくれるんで, ぱらぱらと見てみますと, 非常な会費難, 財政難で, 季刊で年4回出なくてはならないんですけど, ぜんぜん出てなくて非常に苦しいようですね. 会員数も増えてないようですし, 当初の見通しのように, 教育現場に根を張った組織にはぜんぜんならないようです. 新しい歴史教科書を作る会も去年, 大月隆寛という若い民俗学者が事務局長を事実上解任されているんですね, だから内部でいろいろごたごたがある. それから恐らく教科書を作る段階で分裂する可能性が出てくると思います. というのは, 前に『新編日本史』っていうのがありましたね. あの時も結局最後に揉めるんですね. 教科書の検定というのは角を全部取っちゃいますから, いい角も悪い角も, いい角というのは変な言い方ですが, いろんな意味で角を取っちゃいます. だから, あまりにも右の方につんつんした角も取られちゃうんですね. 結局, 『新編日本史』のときも検定を受け入れるか, 受け入れないで玉砕するか, 不本意だけれども受け入れて少しでもいい教科書を現場に提供しようって考えるか, 理不尽な検定は反対して玉砕でいくべきだって考えるか, 相当中で議論したようです. 今度もどういうふうにまとめるのか, 検定に対してどう対応するのか, この会も一枚岩というわけにはおそらく行かないだろうと思います. 先ほどの中村粲さんも皮肉まじりに, 新しい歴史教科書を作る会の教科書の中で南京事件はどう書かれるのか, 興味があるところだけれども, おそらく自分の説, 中村説ですね, 「光」と「影」くらいの常識的なところに落ち着くのではないだろうかといってましたけど, そう言う点では極端な角の部分は取られていく面があって, 彼らの主張がそのまま中心になっていくわけではないということを強調しておきたいと思います. ちょっと早いですが以上です.【 http://www.jca.apc.org/nmnankin/news6-11.html


原理主義極右については

森孝一『宗教からよむ「アメリカ」』(講談社選書メチエ 1996/03/10 isbn:4062580705 ) http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2580705
森孝一『「ジョージブッシュ」のアタマの中身 アメリカ「超保守派」の世界観』(講談社文庫 2003/03/28 isbn:4062737574 ) http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2737574

を参照されたい.

日本の原理主義者については[直接リンクを貼るのは自粛]

apes! not monkeys!(本館) http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/index.html
彎曲していく日常 2006/02/08 極端な馬鹿 http://d.hatena.ne.jp/noharra/20060208#p5

あたりから捜しましょう. *2




2006/01/24 コメント欄

# Hiro-san 『はじめまして, 「ヒロさん日記」のヒロと申します. 「911ボーイングを捜せ」の反響が高まっていますが, 2年前の化石のようなおんぼろDVDを見ていても始まりません.


国立でむぱ様は, 『Loose Change』をもうご覧になりましたか. 911ドキュメンタリの最高峰です.


すぐ観られるグーグル・ビデオ http://video.google.com/videoplay?docid=-5137581991288263801&q=loose+change

ダウンロードサイト http://mystoredfiles.com/NWO/loose.wmv

「ヒロさん日記」 http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1327699

ヒロさん日記 http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/

911/テロ/陰謀 http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/idx/?mycategory_id=31024
歴史&教育問題 http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/idx/?mycategory_id=31832
ピースボート http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/idx/?mycategory_id=31023


「ヒロさん日記」2006/02/06 『911ボーイングを探せ』はトンデモか,撹乱情報か http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1326687 に日本語吹き替え版制作=責任者のコメントあり, 自作自演陰謀論者の売り込み先は『9条の会』,一部(?)社会科学研究者(?)から 日本型陰謀論者に広がるのであろう.



中川敬[ex. Soul Flower Mononoke Summit]のシネマは自由をめざす 911ボーイングを捜せ http://www.breast.co.jp/cgi-bin/soulflower/nakagawa/cinema/cineji.pl?phase=view&id=107_911inPlaneSite



日本語吹き替え版制作責任者のブログより http://kikuchiyumi.blogspot.com/

2006/02/08

実は今, 明日から1ヶ月の旅に向けて, 荷造りの真っ最中. 自炊&貧乏旅行なので, 基本の調味料と乾物, 米などはしっかり持っていきます. と, そのとき, マガジン9条のタカちゃんから電話が入り, 今日私のインタビューが配信されたというので, のぞいてみました. http://www.magazine9.jp/index1.html


興味(とお時間)のある方は読んでみてください.
また次号にこの続きが載るそうです.


インタビューは昨年の東京平和映画祭for YOUTHの日(11月26日)に映画の合間に受けたもの. 写真は年末に我が家でもちつきをしたときのものです. さすがにノーメークだとシワが目立つなあ. もしかして, シワはメークじゃ隠れないのかしら?頭の中身は若い(幼い)ままなのですが, 体(顔)はちゃんと年を重ねていますねえ.

2006/02/06

オーストラリアのチャンネル10で『911ボーイングを捜せ』が放映されたあとの反響がすごく, 600名近くの方から電話があったそうです. そのうちネガティブなコメントは8名だけだった, とこのニュースが伝えています. http://www.newswithviews.com/news_worthy/news_worthy69.htm


私たちが, 次の翻訳を検討しているドキュメンタリー映画「Looose Change」がオンラインでみられるようになりました. これは「911事件は米国政府発表とは違う」と主張している数々のドキュメンタリーの中で, 最もよく出来ていると思います. よかったらみてください. http://mystoredfiles.com/NWO/loose.wmv


これを観れば, 世界貿易センタービルの崩壊には爆発物が使われていたことは明らかで, それでも政府発表が正しい(政府発表は, 飛行機の燃料の熱で鉄骨が溶けて溶解し, 上層階の重みで次々と崩れた)と主張される方がいたら, ぜひお目にかかってみたいです.


NewsWithViews.com--Where Reality Shatters Illusion http://www.newswithviews.com/



日本語吹き替え版公式サイトも日々「充実」


『9/11委員会報告書』-省略と歪曲- http://www.wa3w.com/911/resources/CommissionReport.html

9/11に関する著作『ニュー・パール・ハーバー(未翻訳)』(THE NEW PEARL HARBOR)[引用者注記*]で著名なデービッド・レイ・グリフィンの『9/11委員会報告書・省略と歪曲(未翻訳)』(The 9/11 Commission Report: Omissions And Distortions )をもとに『9/11委員会報告書』の問題点を要約してみる. [...]文責:森田玄(グローバルピースキャンペーン)


アメリカ大手メディアが「911の謎」を取り上げる!

■『YAHOO!NEWS』Experts Claim Official 9/11 Story is a Hoax(2006年1月30日)

■『MiamiHerald.com』9/11 ATTACKSA voiding the hard questions(220006年2月1日)

■『Scholars for 9/11 Truth』プレス・リリース『EXPERTS CLAIM OFFICIAL 9/11 STORY IS A HOAX』


濠州のメジャー局『チャンネル10』でオンエアーされる!

日本のメディアでは, どこがこの作品を放映する勇気を持っているのでしょうか?

[*] eSkeptic 『THE NEW PEARL HARBOR』書評URL http://www.skeptic.com/eskeptic/archives/2006/06-01-23.html

*1:イザヤ・ベンダサン=山本七平や鈴木明の『マボロシ』派が『完全否定』派に進化したように,2004年5月には Alex Jonesびりーばーだった日本語吹き替え版制作=責任者たちは,いよいよ表向きまでがソフト派からハード派陰謀論者へ進化しつつある

*2:つくる会元名誉会長から日本会議地方議員懇談会まで 妄想じみた陰謀論者がいろいろ