資料: 2005年/2003年 衆議院選挙 各党の比例区得票数 (単位:万票, 自民党分派の諸「新党」は省略)*1

 政 党 名 2005年2003年増減
自由民主党25882053+535
民 主 党21032209-106
公 明 党898873+25
日本共産党491458+33
社 民 党371302+69

有権者 10298.5万人中 前回棄権し今回投票した 7.65% (=788万人) のうち, 535万票(共産党が今回比例区で得た得票より多い!)が自民党の「圧勝」を支えた.



■ 暗いニュース


http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050912/fls_____detail__011.shtml
http://www.asahi.com/politics/

東京新聞 筆洗い http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20050912/col_____hissen__000.shtml

東京新聞 社説 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sha/20050912/col_____sha_____001.shtml


= 選挙について

指輪世界の第二日記 id:ityou

某青年科学史家の暴言録 id:kenjiito

モジモジ君の日記. みたいな. 2005/09/12 [movement] ファシズムとの長くなるかもしれない戦いに向けて id:mojimoji


via 試行錯誤掲示http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=1153;;id=sikousakugo#atop

世に倦む日日 2005/09/12 新自由主義の「自由と必然の王国」へ - 「革命」と「ファシズムhttp://critic.exblog.jp/3455995



= 改革について

明けぬる空の名残をぞ思ふ 2005/09/11 ■指定管理者制度 id:index_home




■ 少し明るいニュース http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050912/fls_____detail__018.shtml





星野智幸 言ってしまえばよかったのに日記 深沢七郎「言わなければよかったのに日記」に倣って【衆議院解散直後の日記より抄録】 http://www.hoshinot.jp/diary.html

2005/08/09

昨日の首相の会見をテレビで見て, 私は少し厭な予感がしたのだが, ちまたはこれまでの経緯, 小泉内閣がこれまでしてきたことなど忘れて, この郵政民営化法案をめぐる小泉派と反小泉派の対決だけで選挙を捉えているふしがうかがえる. 自民党はそのようなイメージで選挙戦を戦おうとするだろうが, 現実に選挙で問われているのは, 今解決が求められるすべての問題である. 郵政民営化だけが争点, という選挙はありえない. そのことを投票する側が考えないで, イメージ戦略にそのまま乗って, 法案を葬った悪者と, 邪魔をされたかわいそうな首相, というような気分だけで選挙に臨むのであれば, いつまでたっても同じ政治が繰り返されるだろう. [snip]

2005/08/12

いつでも仮想敵を求め, その敵への非難攻撃によって自分のテンションを高め, バリバリ仕事をこなす, という人が, 作家でも何人かいる. 大学の教師でもいる. 小泉首相も, その典型のようだ. ともかく逆境を作りたがる. そして, 自分を逆境に追い込んだ<敵>を設定する. <敵>がはっきりすれば, ただちに絶叫を開始する.

[snip]

郵政賛成派と造反組の対決, という極端に単純化された構図は, あくまでも, そんな小泉首相の妄想が作り出したイメージだ. 自分を燃え上がらせ, オーラを発揮させ, 世論を一気に味方に引き込もうという, この首相の, やや狂信めいたエゴイスティックな幻想だ. そのエゴイスティックな幻想の中に, 有権者が引きずり込まれてはいけない. そこに引きずり込まれて投票をするのであれば, 他人の言葉には耳を傾けず, 敵と見なせば殺すまで攻撃してもいい, という, 異常とも言える犯罪を生み出しているこの社会の傾向を, 自ら容認することになる.

[snip]

今さら何を嘆いているのだ, と思うかもしれないが, 嘆かない人間は無責任だと思う. こういう自己中心的な人間たちが「愛国心」や「道徳」を社会に求め, 法を作ると思うと, 気違いに刃物, という差別的表現が思い浮かぶ. これを許してきたのは有権者なのだ. 立候補するほうと投票するほう(棄権も含め)の, 共犯の結果なのだ. 有権者に対し責任を負わない立候補が成り立ち, 当選までするのなら, これはもう政治とは呼べない. 有権者の内面から政治的意識が消えて30 数年が過ぎ, 政治自体が空白となっている. 私たちは政治音痴どころか, 政治を知らない国家に統治されている.

*1:数字はすべて 讀賣新聞 2005/09/12 夕刊 2面 4版 棒グラフ, 3面 4版 衆院選確定投票率 による