新刊

三崎亜記『となり町戦争』(集英社 2005/01) 第17回「小説すばる新人賞」 isbn4-08-774740-9 \1400+税

集英社HP http://www.shueisha.co.jp/http://www.shueisha.co.jp/rookie/
http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=ISBN4-08-774740-9

となり町戦争

著者のことば

[snip] 戦争は,日常からかけ離れた場所に突然あらわれるのではなく, この平凡なる日常の延長線上に少しずつ, 姿を現してくるものであると思っています. その姿をきちんと見極めたい, という思いをこめて書いた小説です. 読んでいただいた方それぞれが自分にとっての「戦争」を考える, きっかけとなることができれば幸いです. 【『青春と読書』2005/01月号】

帯から

あまりに静かで奇妙な戦時下の日々に, 選考会騒然!!

 五木寛之氏「卓抜な批評性か, 無意識の天才か. いずれにせよ桁はずれの白昼夢だ」

 井上ひさし氏「このすばらしさを伝えるのは百万言費やしても不可能」

【となり町との戦争のお知らせ】

開戦日 九月一日

終戦日 三月三十一日(予定)

開催地 町内各所

内容 拠点防衛 夜間攻撃 敵地偵察 白兵戦

   お問い合わせ 総務課となり町戦争係  【『となり町戦争』pp.5-6】

総務課となり町戦争係 のち となり町戦争推進室 発行の公文書 [「と戦第○○号」]が楽しい.