『南京大虐殺を世界遺産に』中国で申請構想 東京新聞 2004/11/26 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041126/mng_____sya_____013.shtml

【上海=豊田雄二郎】旧日本軍による虐殺事件をテーマにした「南京大虐殺記念館」(江蘇省南京市)の敷地面積を現在の三倍強に拡充し, ユネスコ世界文化遺産に登録申請する構想が二十五日明らかになった. 中国各紙によると政府が総額五億四千万元(約七十億円)を投じ, 事件から七十年目の二〇〇七年までに現在の二・二ヘクタールから七・四ヘクタールに拡大する. これにより, ユネスコ文化遺産の条件とする「広さ五・三三ヘクタール以上」を満たすとしている.

各紙は「アウシュビッツ強制収容所」と「広島の原爆ドーム」は既に文化遺産に登録されており, 南京も「世界の人々が歴史を学び, 過ちを繰り返さないために大きな意味がある」と強調している.

南京市政府は東京新聞の取材に「計画はまだ正式に国から認められていない. ただ, 拡充するなら世界遺産の基準に合わせたい」としている.

(メモ)南京大虐殺 日本軍は1937年12月に南京を包囲, 占領. 多くの民間人を虐殺したとされる. 中国側は犠牲者30万人と主張している. 記念館には事件の全体像や裁判記録, 旧日本兵士の証言, 敷地内で発掘された犠牲者の遺骨などが展示されている.

id:nenecoconeneco 11/25 id:nenecoconeneco:20041125#p3 で本多勝一記者の言説紹介開始 - 『事実とは何か』朝日文庫412, p.263-276 番犬虚に吠えた教科書問題 ぜひ, オンラインで読めるようにしたい. 本多勝一名誉毀損訴訟裁判支援サイトにすでにある資料に注意.

事実とは何か (朝日文庫 ほ 1-12)