【資料】日本生協連の通達文〈全文〉

平和行進の団体旗'自粛'の口頭了解についてのいきさつをのべた日本生協連の各都道府県専務理事宛の通達文書(5月12日付)全文は次のとおりです

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日生協組発94・16


1984年5月12日


都道府県専務理事殿


日本生活協同組合連合会

常務理事…坪井俊(印)


平和行進のすすめ方でのご注意について

組織活動情報No.3でおしらせした実施要綱での補足をいたします


準備委員会で公式にきめられた'平和行進のすすめ方'は1ページ右下の(1)〜(11)であるが,特に昨年トラブルの原因となった団体旗の扱いについては(4)のような表現になっており判りにくい. 準備委員会各団体は団体旗の扱いは'自粛を徹底'することを口頭了解として合意しました


その真意は,団体旗を制限する明文化した申し合わせをすることは,社会常識としても通用しない,民主的権利侵害ととられるおそれのあることであり,さりとてトラブルを呼んでいる特定の団体旗を差別制限することはなおできないことである


'自粛を徹底'する口頭了解事項は市民団体(生協が中心)による全体をまとめるための提案によって合意されたものであるので,各県の県連会員生協の平和大行進参加にあたっては大型の通常使用しているにじの団体旗は用いず,のぼり,ふきながし,たすき,腕章,ゼッケンなどで生協であることを表明されたい


なお,にじの小旗は使用自由である. またそれらのものに文言を加える場合は準備委員会の提起しているスローガン等,平和行進の目的を達成するにふさわしい表現とすることをお願いいたします


以上