'84平和大行進のご協力のお願い


連日のご活躍ご苦労様です


原水爆禁止84年世界大会準備委員会主催による「84平和大行進」の運営要綱について,準備委員会で議論をかさねてきましたが,5月8日開催された運営委員会で最終的に別紙のように,スローガン,日程,すすめ方が決定されました

すでに,東京を5月18日に出発し,現在神奈川を進行中ですが,総評の平和行進にのぞむ方針を次のように決定いたしましたので,貴組織におきましても,この間の準備委員会での議論を了承のうえ,平和行進成功に向け,ご協力を御願いします


経過…4月9日の運営委員会,4月18日の作業部会(主要な運営委員で構成)で日程等の実施要綱について議論を行いましたが結論をえるにいたりませんでした. この結果市民団体(地婦連,日生協,日青協等)より各団体を訪れ次の提案が各団体にありました


(1) 出発は5月18日とする


(2) お互いに団体旗は自粛することとし,それぞれの加盟団体はその所属する団体,地域に責任を持って指導する

この提案を総評,原水禁,中連,新産別,護憲連合,原水協,平和委員会,宗教NGO,市民団体なども世界大会成功のため承認いたしました


この経過をふまえ5月8日運営委員会を開催し,つぎのような決定となりました


(1) 別紙実施要綱にしたがって平和行進を実施する


(2) ただし実施要綱の4-(4)については市民団体の上記提案(2)を口頭確認することで了解し決定いたしました

出発点の状況…総評,原水禁,生協,地婦連,日青協,宗教NGO,市民団体等は運営委員会の確認にもとずき団体旗は自粛しスローガンを入れたノボリなどを使用. ところが,原水協は運営委員会の確認を無視し原水協・平和行進実行委員会の横断幕を出し,そのあとに原水協,統一労組懇,各単産旗,さらに共産党はタスキ,党旗をかかげ行進したため混乱が生じた. そのため,世界大会実行委員会の代表は関係団体(原水協,平和委員会)に対し再三にわたり,自粛を要請するとともに説得に最大の努力をおこなったが,同団体代表は「団体旗自粛などということは,きめていないし,自由である」と準備委員会と真っ向から対立する主張を行いました


このため,出発時点において準備委員会は緊急措置として、民主的な申し合わせ事項に反する団体は主催団体である準備委員会とは別団体として一定距離をおくことを通告し実施しました


前記不祥事態に対し,準備委員会は緊急に5月19日作業部会を開催し協議を行ない,原水協の代表が参加した上で,次の二点を満場一致で確認しました


(1)世界大会準備委員会の11項目の合意を再確認をし,多くの市民が参加できる行進とする. そのため各地方は出発に際し項目の趣旨を呼びかける


(2)準備委員会の11項目の合意事項に違反する部隊(原水協グループ)は別団体として準備委員会とは区別し,一定の距離を開けて整理する

なお,神奈川では出発時から共産党旗をかかげ,準備委員会の注意に対し「実施要綱は尊重するが認めることはできない」と準備委員会に挑戦的な態度にでてきております


総評はこの経過をふまえ,準備委員会加盟団体として準備委員会の決定にもとずき21日次の実施要綱を確認し,各単産,県評に連絡することにいたしました


== 記 ==


1. トマホーク配備反対の闘いをより一層強化する立場に立ち平和行進成功のため努力する


2. 準備委員会は一部政党及び団体の大衆運動への不当な介入をはじめ原水協の態度は準備委員会に対する挑戦とうけとめ断固とした態度をとる


3. 各県での行進については各県評は次のようにする


(1)行進先導車は県評宣伝カーを提供するなど,行進成功のため出来るだけの協力を行なう


(2)沿道募金については自治体カンパはやらないことを基本とする


(3)原水協が準備委員会の決定を無視し,団体旗をかかげるかぎり,原水協グループは準備委員会の平和行進とは別のものとして位置づけ毅然たる態度にでる


(4)中央で作成したスローガンのノボリと被爆者援護法のゼッケンを使用し行進する

総評本部は準備委員会の趣旨にもとずき平和行進成功のため最大限の努力をすることを確認しましたので貴組織におきましてもご努力をお願いいたします