佐藤貴美子 略歴

訃報id:dempax:20141020


佐藤貴美子 1933年大阪生まれ 名古屋市外電話局勤務 日本民主文学同盟員 主な編著『芽が出てふくらんで - 民間保育所池内の16年』(編著・池内わらべ会)『松川の火種』(共編・名古屋松川守る会)…『母親たちの夏』奥付けより


…お読みいただく参考に自己紹介をさせてください. 履歴書ふうにすると


1933年 大阪府淀川区に生まれる


1946年 名古屋市立高見小学校卒業


1949年 私立椙山女学園中学部卒業 名古屋中公共職業安定所へ就職


1950年 中公共職業安定所退職 名古屋市外電話局へ就職


1957年 名古屋市外電話局勤務の同僚と結婚,同年,全電通東海地方本部専従役員となる


1959年 職場へ帰る. 全電通名古屋市外電話局支部の調査交渉部長となる


1961年 長男出産


1962年 自宅で池内共同保育所開所(名古屋における零歳児保育,長時間保育のはじまりとなる)


1964年 共同保育所での障害児との関わりを描いた小説『千代』で『文化評論』新人賞を受賞


1983年 短編小説集『母親たちの夏』を出す. 1984年 長編小説『母さんの樹』を 1985年 記録『つっぱり母さんの記』を出版


ざっとこんなふうになります. つまり中学を卒業して15歳で就職. 働きつづけながら子どもを産み育て,去年の夏に「民営化」されて,NTTと名称がかわった電話局での勤めは36年目を迎えた. そして働きながら小説を書いてきた,というわけです


つぎに,履歴書には書かないわたしについて,話します…『わたしのカルメン/青春と小説修行』はじめに(p.1)より