『赤旗』1968/09/26 7-1 野坂議長らが参列 故広津和郎氏の文芸家協会葬

21日死去した故広津和郎氏の日本文芸家協会葬(丹羽文雄葬儀委員長)が25日午後1時から2時まで,東京港区の青山葬儀所でしめやかにおこなわれ,日本共産党中央委員会野坂参三議長,藤原惟人幹部会員,竹内七郎書記局員,戒谷春松書記局員などが参列しました


葬儀には,作家の阿部知二,伊藤整,尾崎一雄,井上靖,松本清張各氏をはじめ,故人が後半生をささげた裁判関係者の岡林辰雄共産党中央委員(松川事件主任弁護人),植木敬夫弁護士(青梅事件主任弁護人),佐々木哲蔵弁護士(八海事件主任弁護人)と三事件の被告たち,難波英夫日本国民救援会会長など,約450人が列席,高橋誠一郎日本芸術院会長らが弔辞をささげ,真実を追究した作家としての生涯をたたえました. 杉浦三郎松川事件元被告団長は,故広津氏が亡くなるまで,松川をはじめ青梅・八海の裁判につくしたことをふりかえり「いまこそ力を集めて故人の意思を継ぐために努力する」と誓いました. また,日本共産党宮本顕治書記長,美濃部亮吉都知事など各地からの弔電が紹介されました


このあと喪主の桃子さんの焼香につづいて,列席者がつぎつぎに焼香しました


2時から,一般告別式がおこなわれ焼香者がつづきました