第12回党大会 1973/11/14- 11/21[*2]
【出典】『前衛』No.363 1974.1月臨時増刊号 12回党大会 報告・決議
【p.307】
見事な共産党の発展
日本国民救援会会長 藤森成吉
日本共産党第12回大会にたいし心からの祝辞をおおくりいたします
けっしてお世辞ではなくて,日本共産党が,世界の共産党のなかで「最高の党」 -- 唯一の党だとは申しませんが[*1] -- だということは疑いのないことでございます. その量において,その行動力において,ある意味では日本人の模範とすべき政党だと,私は思います. ことに近年,共産党はひじょうにおみごとな発展をとげました. 現在,日本共産党は創立以来最大の強力な党になっております
昨年の共産党創立50周年の集会のとき[*2]に,私は祝辞で日本の救援会の役割を定式化しました. それはいままで国民救援会は何か「後衛」的な組織のように思われてきたけれども,けっしてそうではなくて,権力と真っ正面から対決するという点で,一種の「前衛」である. それからまたその犠牲者を救援するという意味では,これは「後衛」の組織である. 同時に国民救援会は統一戦線の組織である. 例えば毎年3月18日のパリ・コンミューンの記念の日に催される全国犠牲者慰霊祭というものがありますけれど,こういうときには共産党であろうと,社会党であろうと,あるいは総評の組合員であろうと,少しの区別もなくお入れします. その意味でこれは文字通り統一戦線の組織でございます
日本共産党は一方において統一運動ということをやっておられますが,私ども国民救援会にとってまことにありがたいことでございまして,救援会は現在,この前の日本共産党第11回大会後,例えばメーデー事件,辰野事件,仁保事件など大きな事件にとりくみまして,みんな10何年,あるいは20年余りの係争事件でございますけれど,それらでみんな完全勝利をいたしました. そういうようなことで国民救援会は現在,一番盛大な組織になっております. 共産党が3年あまりになしとげられた大躍進に比べれば物の数ではございませんが…本大会のご盛会にたいし心からお祝いを申し述べます
