日本共産党機関紙日刊「アカハタ」の1958年「平和行進」報道

【緊急連絡】

各地方・府県委員会 地区委員会 御中 [1958年]6月21日 日本共産党中央委員会書記局

平和行進への参加と協力支援について


日本平和大会は核武装阻止と民主主義擁護の運動を展開するうえで大きな成果をあげ 行動月間の実行を決定しました


さらに日本原水協ストックホルム大会および8.6大会の成功と核武装阻止・民主主義擁護をめざして行動月間をきめました


すでに行動は開始され6月20日広島を出発点として東京へ向かう一千キロの行進がはじまっています(通過地点・日時等は「アカハタ記事を参照してください」)


□ 全党はこの行動を成功させるために


(1) それぞれの条件に応じて可能なかぎり行進に参加すること


(2) 行進にたいし協力と支援をおこなうこと


(3) そして党は労働組合をはじめ民主団体および全村・全町・全市・全県民的な激励を組織し その先頭に立つこと とくに(a) 歩行者の宿泊所の設定 (b) 老若男女をとわず各層の広範な人びとが参加しているので医療と参加者の健康保持 (c) 湯茶の接待等 について配慮・協力することが重要です


□ また各地方あるいは府県単位でおこなわれる平和行進および諸カンパの成功のために協力すること この行動が日ごとに雪だるまのように拡大し全国的行動となり 平和と核武装阻止・民主主義擁護の一大デモンストレーションとなり 二つの世界大会を成功させる大きな力となるよう全党の一層の協力を要請します