山武郡片貝町から豊海,白里にかけての九十九里の砂浜に活きのいい大漁節が消えて久しい. 夏に避暑客しか訪れることのなかった豊海町が米軍対空射爆場として全国の注視を集めるようになってから6年あまり, 地元の人たちは時折思い出したように基地撤廃の火の手をあげてきた. 最近では免税運動を起こして大挙県庁に陳情している. 県の一役人は「豊海町は活火山だ」と評したが, いつまた噴火するかもしれない. 反対運動はどうして起こってくるのか. 現地の実情を探ってみた (W記者)