特殊慰安施設協会RAA関連文献2014

特殊慰安施設協会RAA関連文献2014

2007年、極右意見広告の際は知らなかったドゥス昌代『敗者の贈物』等増補して関連文献を紹介[*1]



□小林大治郎・村瀬昭『みんなは知らない/国家売春命令』雄山閣出版,1992/11/20 初版1961年 初出『内外タイムス


国家売春命令―みんなは知らない



□神崎清『売春/決定版・神崎レポート』現代史出版会徳間書店,1974/12/15



□広田和子『証言記録/従軍慰安婦・看護婦』新人物文庫ひ-1-1,2009/08/14


証言記録 従軍慰安婦・看護婦 (新人物文庫)



□ドゥス昌代『国策慰安婦をめぐる占領下秘話/敗者の贈物』講談社,1979/7/30


→[増補版]


□『マッカーサーの二つの帽子/特殊慰安施設RAAをめぐる占領史の側面』講談社文庫 と17,1985/08/15


マッカーサーの二つの帽子 (講談社文庫)



□山田盟子『占領軍慰安婦/国策売春の女たちの悲劇』光人社,1992/9/


占領軍慰安婦―国策売春の女たちの悲劇



□山田盟子『ニッポン国策慰安婦/占領軍慰安施設・女たちの一生』光人社,1992/9/


ニッポン国策慰安婦―占領軍慰安施設・女たちの一生



□いのうえせつこ『敗戦秘史/占領軍慰安所/国家による売春施設』新評論,1995/08/31


占領軍慰安所―敗戦秘史 国家による売春施設



□高里鈴代『沖縄の女たち』明石書店,1996/8/15


沖縄の女たち



広岡敬一『戦後性風俗大系…わが女神たち…』朝日出版社,2000/04/01


戦後性風俗大系―わが女神たち



□尾形明子・長谷川啓『戦後の出発と女性文学8/昭和28年(1953)』ゆまに書房,2003/05/30


中本たか子「基地の女」『群像』1953/7


広池秋子「オンリーたち」『文学者』1953/11




戦後の出発と女性文学 (第8巻)



□中野敏男・波平恒男編著『沖縄の占領と日本の復興/植民地主義はいかに継続したか』青弓社,2006/12/


1 占領と復興を問う(重層する戦場と占領と復興)


2 軍事占領と性暴力(軍事占領と性暴力―問題の所在


沖縄のアメリカ軍基地と性暴力―アメリカ軍上陸から講和条約発効前の性犯罪の実態を通して


朝鮮戦争と女性―戦時国家による性暴力の類型と争点 ほか)


3 被植民者の分断・連結・抵抗―新たな方法論と呼びかけのために


4 日本の戦後復興とは何であったのか―沖縄と日本の1950年代(日本の“戦後復興”を問い直す―問題の所在


閉ざされる復興と「米琉親善」―沖縄社会にとっての1950年


アメリカ軍政下の戦後復興―1950年前後の沖縄、そして奄美 ほか)

沖縄の占領と日本の復興―植民地主義はいかに継続したか



恵泉女学園大学和文化研究所『占領と性』インパクト出版会,2007/05/


【目次】


第1部 政策と実態(GHQの性政策: 性病管理か禁欲政策か


占領軍兵士の慰安と買売春制の再編


RAAと「赤線」: 熱海における展開


狩り込みと性病院: 戦後神奈川の性政策)


第2部 意識と表象(キリスト教界の「パンパン」言説とマグダラのマリア


山室民子にみる自律意識と純潔教育


「混血児」問題と単一民族神話の生成)

占領と性―政策・実態・表象



□宋連玉・金栄編『軍隊と性暴力/朝鮮半島の20世紀』現代史料出版,2010/04 ISBN:9784877852047



林博史『米軍基地の歴史―世界ネットワークの形成と展開 (歴史文化ライブラリー)』吉川弘文館,2011/12


米軍基地の歴史―世界ネットワークの形成と展開 (歴史文化ライブラリー)



!?鬼塚英昭『海の門 別府劇場哀愁篇』成甲書房,2014/5/9 ISBN:9784880863146



■平井和子「米軍基地売買春と地域」『年報/日本現代史 第17号 2012/軍隊と地域』現代史料出版,2012/09/10


isbn:9784877852757



□平井和子『日本占領とジェンダー/米軍売買春と日本女性たち』有志舎,2014/08/28
ISBN9784-9034-2687-7


目次


序 章 日本占領から「軍隊と性」を考える


第1章 占領軍「慰安所」(RAA・特殊慰安施設)の開設と展開


第2章 日米合作による性政策


第3章 米軍基地売買春と地域


第4章 占領と売春防止法


第5章 売春取締地方条例


第6章 「婦人保護台帳」にみる売春女性たちの姿


終 章 女性たちの出会い直しのために

日本占領とジェンダー 米軍・売買春と日本女性たち (フロンティア現代史)



□茶園敏美『パンパンとは誰なのか/キャッチという占領期の性暴力とGIとの親密性』インパクト出版会,2014/10/
ISBN9784-7554-0248-7


目次


はじまりは闇の女の登場から


1部 パンパンをめぐって(GIとつきあうおんなたちへのまなざし/調査報告書にみるおんなたちとリアルなおんなたち)


2部 GIをめぐって(1人のGIとコンタクトするおんなたち―下宿というコンタクト・ゾーン/不特定のGIとコンタクトするおんなたち―さまざまなコンタクト・ゾーン/不特定のGIとコンタクトするおんなたち―さまざまなコンタクト・ゾーン/面接現場というコンタクト・ゾーン―調査員とのコンタクト)


3部 性暴力としてのキャッチ(おんなたちを待ち伏せするキャッチ/おんなたちの住まいに踏み込むキャッチ)


4部 合法的な性暴力―おんなたちの身体を管理する法(一部のおんなたちに適用された法/すべてのおんなたちに適用された法/2本立ての強制的性病検診)

パンパンとは誰なのか―キャッチという占領期の性暴力とGIとの親密性



林博史『暴力と差別としての米軍基地 (未来への歴史)』かもがわ出版,2014/11/1[*2]


暴力と差別としての米軍基地 (未来への歴史)



*1:羅列する

*2:あまぞんISBNでは出て来ないが,著者名で検索すると近日刊行予定は確実