2017-03-15から1日間の記事一覧

【後口上=あとがき】とまあ、サクっと訳したので、若干間違いあるかもしれませんが

だいたい、いい線いってると思います。自分で読み返して思ったんですが、これ、マジ引くよね……。 【出典】高橋源一郎でTw.検索して収集(アクセスは2017/ 03/14 03/15) 改行による段落分け,■による箇条書き及び註記は紹介者による

【8】教育勅語(8)

「そういうわけで、ぼくも、きみたち天皇家の臣下である国民も、そのことを決して忘れず、みんな心を一つにして、そのことを実践していこうじゃありませんか。 以上! 明治二十三年十月三十日 天皇」

【7】教育勅語(7)

「いままで述べたことはどれも、ぼくたち天皇家の偉大な祖先が残してくれた素晴らしい教訓であり、その子孫であるぼくも臣下であるきみたち国民も、共に守っていかなければならないことであり、あらゆる時代を通じ、世界中どこに行っても通用する、絶対に間…

【6】教育勅語(6)

「というか、永遠に続くぼくたち天皇家を護るために戦争に行ってください。それが正義であり「人としての正しい道」なんです。そのことは、きみたちが、ただ単にぼくの忠実な臣下であることを証明するだけでなく、きみたちの祖先が同じように忠誠を誓ってい…

【5】教育勅語(5)

■「もちろんのことだけれど、ぼくが制定した憲法を大切にして、法律をやぶるようなことは絶対しちゃいけません。よろしいですか。さて、その上で、 ■ いったん何かが起こったら、いや、はっきりいうと、戦争が起こったりしたら、勇気を持ち、公のために奉仕…

【4】教育勅語(4)

「そして、友だちは信じ合い、何をするにも慎み深く、博愛精神を持ち、 ■ 勉強し、仕事のやり方を習い、そのことによって智能をさらに上の段階に押し上げ、徳と才能をさらに立派なものにし、なにより、公共の利益と社会の為になることを第一に考えるような人…

【3】教育勅語(3)

「その点に関しては、一人の例外もなくね。その歴史こそ、この国の根本であり、素晴らしいところなんですよ。そういうわけですから、教育の原理もそこに置かなきゃなりません。きみたち天皇家の臣下である国民は、それを前提にした上で、 ■ 父母を敬い、兄弟…

【2】教育勅語(2)

「きみたち国民は、いま、そのパーフェクトに素晴らしいぼくたち天皇家の臣下であるわけです。そこのところを忘れてはいけませんよ。その上で言いますけど、きみたち国民は、長い間、臣下としては主君に忠誠を尽くし、子どもとしては親に孝行をしてきたわけ…

【1】教育勅語(1)

「はい、天皇です。よろしく。ぼくがふだん考えていることをいまから言うのでしっかり聞いてください。[*1][*2] もともとこの国は、ぼくたち天皇家の祖先が作ったものなんです。知ってました? とにかく、ぼくたちの祖先は代々、みんな実に立派で素晴らしい徳…

前口上

「朕惟フ」と言うと、ふつう「私は思う」と訳す。もちろん間違っていない。でも、なんか違う。「朕」を使えるのは、天皇ただひとり。同時代で、「朕惟フ」を読んだ人は、「私は思う」とは受けとらなかったんじゃないかな。正確だけれど「正しくない」訳、そ…

【海賊版】高橋源一郎訳「教育勅語」

教育勅語 高橋源一郎現代語訳