2006-07-23から1日間の記事一覧

黒羽清隆『十五年戦争史序説』からの抜書

実のところ日本政治秩序の最頂点に位する人物の責任問題を自由主義者やカント流の人格主義をもって自ら許す人々までが極力議論を回避しようとし,或は最初から感情的に弁護する態度に出たことほど,日本の知性の致命的な脆さを暴露したものはなかった. 主権者…