1954-12-27から1日間の記事一覧
巻頭言 志賀直哉 広津和郎君の「松川裁判」は立派な仕事になつた. 末広がりに反響が大きくなつた. 広津君の無私な誠意が人々の胸に通じ出したといふ感じである. 個人の仕事でその主張がこれ程に盛上つたといふ例はこれまでなかつたやうに思ふ. 実に稀有な事…
巻頭言 志賀直哉 広津和郎君の「松川裁判」は立派な仕事になつた. 末広がりに反響が大きくなつた. 広津君の無私な誠意が人々の胸に通じ出したといふ感じである. 個人の仕事でその主張がこれ程に盛上つたといふ例はこれまでなかつたやうに思ふ. 実に稀有な事…