アニメ化決定のラノベ、出荷停止 原作者が差別ツイート(朝日新聞 06/07 00:17)

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アニメ化決定のラノベ、出荷停止 原作者が差別ツイート


[『二度目の人生を異世界で』第1巻 書影] アニメ化が決まっていたライトノベル二度目の人生を異世界で」の原作者が、中国や韓国に対する差別的な発言をしたとして、出版元のホビージャパンは6日、これまでに刊行された計18巻を出荷停止にすることを決めた。アニメの公式サイトも、放送及び制作の中止を発表した


5月下旬のアニメ化発表後、過去に原作者の「まいん」氏がツイッターに、「中国人が道徳心って言葉を知ってたなんて」「日本の最大の不幸は、隣に姦国という世界最悪の動物が住んでいること」などと投稿したとネット上で指摘された。ホビージャパンはこれらが事実と認め「作品の内容とは切り分けるべき事項ではありますが、著者が過去に発信したツイートは不適切な内容だった」とのコメントを6日に発表した。投稿はすでに削除されている


まいん氏は5日、ツイッターに「事実関係を正確に把握せず、深い考えもなく行った発言ではありますが、行きすぎた内容であったことを深く反省しており、不快に思われた皆さまのお許しを頂けるとは思っておりませんが、心より謝罪させて頂きたい」などと投稿した。ホビージャパンの担当者は朝日新聞の取材に「差別を助長する意図はなかったが、表現的に無視ができない内容だった。多くの人の心情を害したと認識している」と述べた


秋に放送開始のアニメ版に出演予定だった声優4人は6日、ツイッターなどで降板する意向を表明していた。原作者の発言との関係については明らかにしていない


ホビージャパンによると、同作は小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿された小説を同社が書籍化した。94歳で死んだはずの主人公が、妖精やモンスターが登場する世界に生まれ変わり、冒険するファンタジーKADOKAWAから出版されたマンガとあわせて、累計で100万部超が発行されているという (真野啓太) (06/07 00:17)