しんぶん赤旗2017/02/12 6面【政治・総合】

オスプレイ配備撤回を



神奈川県弁護士会(三浦修会長)は10日、昨年12月13日に米海兵隊の MV22 オスプレイ沖縄県名護市沿岸部に墜落した問題で、事故への対応に抗議し、オスプレイの飛行禁止と配備撤回を求める会長声明を発表しました


声明は、同会は2012年の声明でオスプレイの危険性を指摘し、配備・訓練に反対してきたが、今回の事故は「指摘してきた危険が日本においても現実のものとなった」と強調


米軍が事故の調査や説明が十分でないまま飛行や空中給油訓練を再開したことは「住民の怒りや不安を無視した対応と言わざるを得ない」と批判し、同時に、日本政府についても「明確な根拠もなく米軍の訓練再開の判断を『理解できる』などと追認しており、極めて遺憾である」と表明しています


その上で、陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県)がオスプレイの定期整備拠点とされ、オスプレイの、米軍横田基地(東京都)への配備と自衛隊への導入が予定されていることに触れ、米海軍厚木基地のある神奈川県や首都圏上空をさらに頻繁に飛び交うことになると主張。米国政府に対して、事故への抗議と飛行の禁止・配備撤回を、日本政府に対しては、今回の対応への抗議と自衛隊への配備撤回と、米国政府に飛行禁止と配備撤回を求めるよう要求しています