QA 1800mの滑走路と大型格納庫、試験飛行も


[写真説明]10月24日、騒音測定のために飛来した米海兵隊の新型輸送機オスプレイ=木更津駐屯地


【Q】なぜ木更津駐屯地オスプレイの定期整備の拠点になるの?


【A】木更津駐屯地は米軍と共同使用している。首都圏に位置し、約1800mの滑走路と大型格納庫があり、海に面しているため、市街地の上空をあまり飛ばずに離着陸出来ることなどが理由とされている


【Q】定期整備とは?


【A】オスプレイの機体を5年に1回程度、分解して整備すること。米軍が国際入札で選んだ民間企業が定期整備を行う。木更津駐屯地では富士重工業(東京)が整備を担当する。1機当たり整備には3〜4カ月かかるとされ、ホバリングや試験飛行も行われる


【Q】何機ぐらいを駐屯地で整備する計画なの?


【A】駐屯地では米軍普天間基地の24機と、将来的には、佐賀空港への配備計画がある陸上自衛隊の17機のオスプレイの整備も行う予定だ


【Q】先月日に駐屯地で行われたオスプレイの騒音測定の結果は?


【A】防衛省によると、オスプレイの飛行時の騒音レベルは、陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプター CH-47 と同程度だった。上空旋回時のオスプレイの騒音は最大75dB、CH-47は最大78dB。一方で、駐屯地内でのホバリング時は、オスプレイ最大93dBで、CH-47の最大84dBを上回った


【Q】オスプレイに反対する住民は測定結果をどう受け止めているの?


【A】オスプレイは開発段階や訓練中に事故が相次ぎ、安全性が不安視されている。反対住民はオスプレイの安全性そのものを問題視しており、騒音測定の結果自体は「想定内」と受け止めている


【Q】整備[運用]開始の時期が来年1月に迫っている。木更津市の対応は?


【A】市は防衛省に対して、米軍との間で、試験飛行などについて、安全や環境に配慮した運用を求める協定を結ぶよう要望している


http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201611/CK2016111502000200.html