『丸』vol. 67 (No.7) 通巻819号(2014/7月) p.3 - p.7

森啓三「米韓豪軍事演習『双竜2014』桜とオスプレイ」

【4頁】時折鳥がさえずり、桜が満開の演習場。山の向こうから2機のオスプレイが着陸態勢に入る。距離は200mもないぐらいであろうか。呑気に片膝をついて撮影していると風速にして10〜20m/sであろうか強風で座ってられなくなりたまらず地面に這ってカメラを構える。すると今度は体ごと飛ばされそうになり近くの木の枝を思わずつかんだ。「うぼぉあ〜!!」言葉にならない声を思わず発してしまった。砂埃は舞い顔のみならず全身に、カメラに容赦なく突き刺す。シャッターを切るどころではなくなった。気を取り直し冷静にファインダーをのぞき兵士たちが続々降りて来るところをカメラに収めた

3月31日から4月7日まで米韓軍事演習「双竜2014」が韓国・慶尚北道浦項市で行われた。韓国は海軍約人、海兵隊約人、米軍は海兵隊約人、海軍約人さらにオーストラリア軍から陸軍約人が参加。市街地戦闘訓練、MV-22オスプレイからのヘリボーンと敵制圧訓練、AAV-7 の上陸訓練、強襲揚陸艦からM1A1 エイブラムスの揚陸訓練、M777(155mm榴弾砲)の射撃訓練など数日間にわたり報道陣に公開された

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