毎日新聞 2015/11/06 朝刊(1面) 記憶遺産意見書 日本「南京」否定派を引用ユネスコ受け入れず

[「記憶遺産意見書」…横一行(幅は本文17行分) 「日本「南京」否定派を引用」…縦書き一行(幅は本文5行分)]


国連教育科学文化機構(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録された「南京大虐殺」に関する資料に対して日本政府が提出した民間研究者の意見書を疑問視する声が出ている. 日本は登録申請した中国に反論するため, 外務省と専門家の意見書をユネスコ側に提出した. しかし, 専門家意見書に南京事件否定派とみられている学者の著書が引用されるなどしたため, かえって日本の印象を悪くして逆効果になった恐れがあるという


意見書は明星大学高橋史朗教授が作成した. ユネスコ日本代表部の佐藤地(くに)大使の意見書などとともに, ユネスコ記憶遺産国際諮問委員会に9月末, 提出された


高橋教授は意見書で, 中国が一部公開した申請資料を分析. 申請資料だけでは「」と指摘した


意見書は「」と記し南京市にいた中国人女性の日記についても「」と記述さらに事件自体を否定する主張で知られる亜細亜大学東中野修道教授の著書を引用して中国が提出した写真の撮影時期に疑問を呈し「」とした


南京軍事法廷で中国人万人虐殺の首謀者として死刑になった日本軍中将については部隊が「」と結論づけた


剣持久木静岡県立大学教授は…. 渡邊啓貴東京外語大学教授も…


一方高橋教授は「」と反論外務省関係者は「」と話している