日本體育保健協會内建國體操の會


【役員】


會長 日本體育保健協會々長 松本學


名誉主事 白瀬五郎


【組織】會員組織


(會員) 建國體操實施者を以て本會會員とす(一般會員,児童會員に分つ)


(地方會)本會は道府縣に地方會,地方分會を置く(地方會の會長には道府縣長官を推戴,地方會は地方分會を統括す)


(地方分會特典)地方分會に對して次の特典を設く


(1)本會及び地方會より指導を受くること


(2)本會刊行に係る機関紙,其他の出版物を受くること


【目的及事業】


建國體体操を全國に普及し,建國精神の發揚と國民體位の向上を圖るを以て目的とす. 事業左の通り


(1)建國體操大會の開催


(2)建國體操講習會の開催


(3)優良分會の表彰(優良分會に對しては地方會の推薦に依り本會に於て銓衡の上表彰す)


(4)機関紙其他出版物の刊行


(5)其他本會の目的を達する為めに必要なる事業



【沿革及既往事業】日本人の體操として皇紀2600年を迎ふる我が民の體操として,眞に日本精神の脈動を感ぜしめるものとしての意圖のもとに,松本學氏を中心に,大谷武一氏其他體体操専門の權威者が集り合議の結果,全國古武道各流派を網羅せる日本古武道振興會々員の古武道實演を見,その型の中から基本形式を得,これに體育運動法則を適用し,建國精神をその精神として昭和12年に案出されたのがすなはち建國體操である. 昭和13年紀元節を卜して特に本『建國體操の會』を創立, 日本體育協會の一翼として活動を開始す



【十二年度主要事業】建國體操の普及による國民體位の向上,日本精神確立趣旨は今や全國津々浦々に徹し,年月日の紀元節に於ては全國各小,中等學校,青年團,工場等に於て盛大なる建國體操大會が實施された


なほ建國體操に就て特筆すべき事項は左の通り


(1)建國體操は昭和十二年週報第41號に推薦さる


(2)建國體操は昭和十二年度地方體育講習會教材に採用さる


(3)建國體操は滿洲國民生部訓令第15號を以て學校體操教授要目に加へらる