2014/10月号 No.914 特集「進行するアスベスト被害/国の責任を問う」


p.5-p.12 【モノクログラビア】森住卓写真/文「怒りの島沖縄 2014年夏」


写真説明


□キャンプシュワブの大浦港側の浮桟橋建設現場の前で海兵隊の訓練が始まった. 水陸両用戦闘車輌が反対派を蹴散らす. 砂地のこの海底にはジュゴンの餌となる藻場が広がっている. ひと月前にジュゴンの食み跡が確認した場所だ(2014/7/23)


ジュゴンの食べた跡が残っているキャンプシュワブの浜からメートルの藻場. 海面に出ると米兵がビーチバレーで歓声を上げていた. ジュゴンはキャンプシュワブの目の前で食事をしていたことに驚いた. この海が埋め立てられてしまう(2014/7/4)


□過剰警備で海上保安庁の船が工事に抗議する市民の船に停船命令を出し乗り移り,エンジンキーを奪い,船長を拘束した(2014/8/15辺野古)[*1]


□市民の乗った抗議船が港から出た途端,数隻の海上保安庁のボートが「」と行く手を阻む. その法的根拠も示さない「」と必死の訴えが続く(2014/8/14大浦港)[*2]


□非暴力で基地建設に抵抗している市民を暴力で排除する防衛局・それに雇われた民間警備会社・警察などの暴力的排除が報道されると座り込みに参加する市民の数が増え続けている


□大浦港対岸の住民集会が開かれた. 基地ができれば直接被害を被る地域が今声を上げなければと住民たちが開いた. その後キャンプシュワブゲート前の座り込みにも参加するようになっている


□キャンプシュワブゲート前の座り込みに参加した親子(2014/8/17)

p.13-p.37 座談会「沖縄は決して新基地を許さない「建白書」にもとづく団結で憲法が生きる政治をつくる」


出席者


平啓子(対馬丸生存者大宣味村憲法九条を守る会)


赤嶺政賢(共産党衆議院議員)


渡久地修(共産党沖縄県議)


比嘉瑞己(共産党那覇市議団)


目次


□重大局面を迎える辺野古・高江のたたかい


□県民にひろがるたたかいへの確信


□強権をもっての基地建設


□知事の裏切りへの怒り


□沖縄の歴史が教えること


□沖縄にとっての憲法九条


憲法を実現する沖縄に

*1:海上保安庁「PL09-M1」

*2:海上保安庁ボート「中城GB04」