歴史偽造 自民が公約 【「慰安婦」問題】「性奴隷」批判に「断固反論」
自民党の総選挙公約に日本軍「慰安婦」の「慰」の字もありません. 外交の中で
虚偽に基づくいわれなき非難に対しては断固として反論し,国際社会への対外発信等を通じて,日本の名誉・国益を回復するために行動します
とかかげ,日本政府への国際的批判に挑戦する内容となっています
日本が国ぐるみで性奴隷にしたと,いわれなき中傷が世界で行われている
と述べ「河野談話」否定の発言を行いました. これに先立ち自民党の国際情報検討委員会は「慰安婦」問題について,朝日新聞の“吉田証言”記事取り消しで
として「河野談話」を否定する決議を採択しました(9月19日)
10月には同党政務調査会のもとに,新たに「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会」(委員長・中曽根弘文参院議員)を設置し
としています[*1]
こうした経過と合わせ,総選挙公約が,日本軍「慰安婦」問題をめぐり歴史偽造を宣言するものであることは明らかです
公約が安倍自民党の動きこそが,日本の“名誉と国益”を害するものとなっています. アジアと世界からの孤立の道に,明確なノーの審判を下す選挙にする必要があります