プロット
ネタバレを避けるため『はだしのゲン』との関連を主に,以下,物語を追ってみよう[*1]
【1935年9月広島市】
主人公ゲキ=「(国民学校)一年赤組」大道激は、弟・守、妹・光子、仕立て物で生計をたてる病弱な母・文子と暮らす
父・栄造は「新造劇団」を主宰し半年以上家を離れている
母の文子、ゲキ、守の絵柄は『はだしのゲン』の母・君江、ゲン、進次=隆太に対応する。『はだしのゲン』では被爆と飢えで亡くなった友子が、妹・光子(光子は『はだしのゲン』最終卷に登場するゲンの初恋の人の名前)として登場
父の大道栄造の絵柄は太田先生を細くした感じか
『はだしのゲン』が原爆投下に始まる大日本帝国の敗戦〜敗戦後の日本を描くのに対して『ゲキの河』は15年戦争を始める日本を描く
【母の死と父の検挙】
【上京と人身売買】
……
*1:引用頁は『ゲキの河/上』p.20を【上20頁】の形で記す