正月休みに読み終わらせたい本[いまさらながら季節はずれ]

百人斬り訴訟を支援する会 編『「百人斬り訴訟」裁判記録集』http://tendensha.co.jp/syakai/syakai309.html を探しに行くもみつからず. isbn:9784886563095

代わりに戸坂潤『日本的哲学という魔 戸坂潤京都学派批判論集』(書肆心水),芹沢一也ed.『フーコーの後で』(慶應義塾大学出版会)の2冊を購求. 来年の正月休みまでには読み終わりたい.


書影の補充を兼ね,日曜日の東京新聞広告を見て追記 2008/01/15 陰謀論や偽科学への親和性が被害妄想にもとづくとすれば,次のような本こそ参考になるかもしれない.


横田恵子編『解放のソーシャルワーク』(2007/07/20 世界思想社) http://sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=1270



川上充『品川の記録 戦前・戦中・戦後-語り継ぐもの』2008/01/08 本の泉社 http://www.honnoizumi.co.jp/ *1

57年の歳月を経て,いまよみがえる「民族独立行動隊の歌」誕生のフォトドキュメント


戦前、品川に生まれた日本初の無産者託児所は,宮本百合子の小説『乳房』の舞台である. また,五反田の藤倉ゴム工業は,小林多喜二の小説『党生活者』の舞台である.


戦後,「民族独立行動隊の歌」と「原爆許すまじ」を生み出した. そして,一時期ではあるが革新区政を誕生させ,すぐれた施策をいくつも実行した.


本書は,国の進路が重大な岐路にある今日,戦前からの苦難と社会進歩をめざすいとなみを,主要なトピックで構成,大きな歴史の流れを提示しようとするものである.



著者紹介

川上允(かわかみ・まこと)

1938年 生まれ.
1956年 東京通信工業(ソニーの前身)入社
1975年 同社退社 この間,ソニー労働組合青年婦人部長・中央執行委員・書記長など歴任
1975-2001年 日本共産党専従
現在,消費税をなくす会事務局長,ソニー労組品川支部OB・OG会運営委員

http://www.honnoizumi.co.jp/cargo/shop/03535.html


中條克俊『君たちに伝えたい 朝霞,そこは基地の街だった。』(2006/08 梨の木舎) http://www.jca.apc.org/nashinoki-sha/jiyusiri-zu/jiyu2.htm

目次

一 ゴルフ場から「軍都」へ

  1. 「上海」と朝香宮鳩彦
  2. 朝霞と陸軍予科士官学校
二「軍都」から「基地の町」へ
  1. 敗戦直後の朝霞と占領軍進駐
  2. 占領軍「慰安婦
  3. 「日本の上海」と呼ばれた「基地の町」
三 基地文化と「混血児」と戦後教育
  1. 基地文化
  2. 「混血児」
  3. 戦後民主教育とレッド・パージ
  4. 「基地の子」と学校教育

高崎隆治教科書に書かれなかった戦争part.14 「陣中日誌」に書かれた慰安所と毒ガス』http://www.jca.apc.org/nashinoki-sha/textbook/kyoukasyo14.htm

没後80年出版 鈴木裕子編/亀田博・年譜『金子文子 わたしはわたし自身を生きる-手記・調書・歌・年譜』(2006/08) http://www.jca.apc.org/nashinoki-sha/jiyusiri-zu/jiyu1.htm



解放のソーシャルワーク (SEKAISHISO SEMINAR) 品川の記録 戦前・戦中・戦後―語り継ぐもの 君たちにつたえたい 朝霞、そこは基地の街だった。 (自由をつくる) 「陣中日誌」に書かれた慰安所と毒ガス (教科書に書かれなかった戦争) 金子文子 わたしはわたし自身を生きる―手記・調書・歌・年譜 (自由をつくる)


日本的哲学という魔―戸坂潤京都学派批判論集 フーコーの後で―統治性・セキュリティ・闘争

*1:医療関連図書『カゴメ歌の謎解きと医療哲学 生命医療は円の医療』『心療歯科医のプレッシャーに打ち勝つ歯の噛み合わせ治療法』『心と身体は一体 整体・気功・催眠の統合療術が心身を病から救う』と標題から見る限り楽しげな予感,整体は上手い人だと確かに効果大きい