遅ればせながら

9月2日は佐倉歴史民俗博物館企画展示を見にゆく.



via 歴史科学協議会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/rekihyo/

via 東京歴史科学協議会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/trk/event.html


歴史民俗博物館 2006年度企画展示「佐倉連隊にみる戦争の時代」http://www.rekihaku.ac.jp/events/now.html
2006/09/03終了


受付前の売店にて3冊を購求.

  • 佐倉の郷土部隊刊行委員会『房総健児の記録[佐倉連隊の歴史]』(2005/01/15)
  • 歴史民俗博物館友の会「軍隊と地域」学習会『佐倉の軍隊-学習会の記録』(歴史民俗博物館振興会 2006/06/20) 476円+税 isbn:4861950023
  • もうひとつの「歴史散策マップ」をつくる会『もうひとつの「歴史散策」「佐倉連隊とその時代」を歩く』(もうひとつの「歴史散策マップ」をつくる会 2006/06/15) 477円+税


「3.佐倉連隊と地域」展示室,壁には1928年の地図,床には1940年当時の「佐倉の町並みと連隊関係商店等」地図. 休憩用の椅子に座って,地図の前/上での地元のお年寄りたちのとりとめのない会話「この店は戦後なくなったが,お孫さんが今は市会議員だ」「そんな古い話を知ってるんですか」……だとか=佐倉連隊とは関係ない話が多い=を聞いているのは楽しい.


佐倉連隊前史について白土三平カムイ伝第2部』,通史について『別冊歴史読本1990夏号/地域別日本陸軍連隊総覧[歩兵編]』(新人物往来社 1990/09/08 古書価400円),山田朗『軍備拡張の近代史-日本軍の膨張と崩壊』(吉川弘文館歴史文化ライブラリNo.18 1997/06/01 isbn:4642054189)を読んでおいたが役にはたたず.


仕入れてきた一行知識を2件ほど

(1)佐倉歩兵157連隊の通称号は鵄3064*1

(2)軍隊手帳は正確には?軍隊手牒*2


展示物のひとつ関東大震災時,歩兵57連隊の兵士が知人に出したはがき【1923/09/08】より抜粋

…… 連隊は唯今不逞鮮人鎮圧の為横浜県下佐原小見川に出動し警戒の任と居り候 ……


詳しくは分厚い/そして結構高い史料集*3を参照.


研究報告 第131集 2006.3刊・A4・346頁 定価3,600円(〒450円)樋口雄彦他[共同研究]佐倉連隊と地域民衆 http://www.rekihaku.ac.jp/koohoo/kankoo/ronbun6.html#no131

ibid. 第126集 2006.1刊・A4・338頁 定価2,900円(〒450円)一ノ瀬俊也他[共同研究]近代日本の兵士に関する諸問題の研究 http://www.rekihaku.ac.jp/koohoo/kankoo/ronbun6.html#no126

ibid. 第102集 2003.3刊・A4・696頁 定価6,800円(〒590円)一ノ瀬俊也他[共同研究]近現代の兵士の実像Ⅱ 慰霊と墓 http://www.rekihaku.ac.jp/koohoo/kankoo/ronbun5.html#no102

ibid. 第101集 2003.3刊・A4・838頁 定価7,500円(〒590円)藤井忠俊他[共同研究]近現代の兵士の実像1 村と戦場 http://www.rekihaku.ac.jp/koohoo/kankoo/ronbun5.html#no101



次回企画展「歴史のなかの鉄炮伝来-種子島から戊辰戦争まで-」2006/10/03-11/26 http://www.rekihaku.ac.jp/events/next.html

(1) 鉄炮の受容と定着


(2) 銃砲技術の発達と鉄炮鍛冶


(3) 幕末の動乱と軍事技術の革新

歴博講演会 ●第274回「歴史のなかの鉄炮伝来-種子島から戊辰戦争まで-」

日時:2006年10月14日(土) 13時30分〜15時30分
講師:宇田川武久(本館情報資料研究系)
会場:歴博講堂



火縄銃の演武

日程:2006年11月4日(土)雨天の場合は5日(日)
時間:午前11時〜, 午後3時30分〜の2回(雨天中止)(雨天の場合は5日(日)午前11時〜のみ開催。以降の順延はなし)
演武:国友鉄砲研究会
場所:歴博休憩所前



落語上演

日時:2006年11月4日(土) 午後1時〜3時
出演:三遊亭圓橘
演目:「茶の湯」, 「鰍沢
会場:歴博講堂
※事前申し込み不要, 無料, 先着順, 定員260名

*1:鵄は金鵄勲章の鵄トビ/初めて読み方/シの意味がわかった

*2:横で眺めていたおじさんによる指摘,時期によって異なるのかもしれない

*3:いづれも論考より史料と史料リストが多い