Stonewalk Japan 2005

公式HP http://homepage2.nifty.com/tomokonet/stonewalk/
速報HP http://members2.jcom.home.ne.jp/stonewalk_japan/
ストーンウォーク・ジャパン::ブログ http://blog.livedoor.jp/stonewalk_jp/

■ 呼びかけ文
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ストーンウォークは, 米国マサチューセッツ州で始まった草の根市民運動です. 戦争で亡くなった全世界の市民を悼むために, 第5回グローバルウォークが日本で行われます. 長崎を7月2日に出発し, 8月4日に広島をゴールとします. 運んだ碑石は半永久的に広島に安置されることを切に願っています.

ピースアビー(平和のための修道の家)とピースフル・トウモローズ(平和な明日をめざす9・11遺族の会)の2つの団体がこのウォークの中心的団体です. ピースアビーは平和主義のもとに, 設立された多宗教の修道団体です. 非暴力と平和の構築, および残虐行為しない生活能力を個々人が持てるような社会の革新的な模範を提案しています. 多くのプログラムは平和と社会正義の実現に, 声を上げ, 行動することを教え, 示唆し, 励ますことを提案しています.

ピースフル・トウモローズは, 2001年9月11日の同時多発テロで犠牲になった人々の家族が悲しみを平和のための行動に移すために結成されました. 世界中のテロや戦争で犠牲になった一般市民と連絡を取っています. メンバーは150人を超えています. かれらの使命は, 平和の問題について, また, 戦争に代わるものは何かについて対話を促進させることです. より安全でより平和な世界を創造することに取り組んでいます.

ストーンウオーク・ジャパン 2005は, 日本の方々にも参加していただき, 1945年の原爆投下で亡くなった数多くの人々を思い起こしながら, 340マイル(約600km)もの道のりを碑石を引いて歩きます. 被爆者のみなさまもこのウォークの準備に加わられ, また, 碑石と一緒に歩いていただき, 開会式及び閉会式に参加くださる予定です.


被爆60周年の今年, 原爆で犠牲になった人々や, あらゆる戦争で犠牲になったすべての人々を悼み, 世界の平和を願うため, 長崎―広島間を重さ1トンの墓石に見立てた石を運びながら, 全行程約600km(1日約20km)を約1ヶ月かけて歩きます.

アメリカの「ピースフル トゥモローズ(平和な明日をめざす9・11遺族の会)」(*1)と「ピース アビー」(*2)が, このストーンウォークプロジェクトの趣旨に賛同した日本の人々と共催. アメリカ側から10数名がこの道行きに参加します. ストーンウォークは今回で5回目. これまでアメリカ各地や英国, アイルランドなどで行われ, 数多くの市民と手をつないできました.

ピース アビーのドット・ウォルシュさんは, 「重たい石は一人の力で簡単に動かせない. 平和を希求する行動も同じ. 国や宗教を超えて, さまざまな人々と手を携えてゆっくり動かすことが大切です」と協力を求めています.

どんなカタチでも構いません. あなたの平和への想いをカタチにしてください. 一人でも多くの方のご参加をお待ちしています.


(*1)「ピースフル トゥモローズ(平和な明日をめざす9・11遺族の会)」は, 9・11で亡くなった方の遺族たちが悲しみを超えて平和のために行動しようと立ち上がった団体です.

(*2)「ピース アビー」は, 非暴力・対話・残虐行為のない平和な社会をめざして活動をしている団体です.

(*3)「ストーンウォークジャパン」は, 国籍や宗教, 団体などの枠を超え, 「ストーンウォ―ク」の趣旨に賛同し, その実現に向けて集まった市民のグループです.
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■ ストーンウォークの目的
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行動声明:

世界中で, 戦争に苦しめられた人々を悼むための碑石を特別製の台車に乗せて, 長崎から広島まで引きながら歩きます. その間5県をまたがって市町村の沿道を歩きます.

目的:

1) 戦争の全ての犠牲者, とりわけ, 今年は被爆60周年にあたり, 長崎・広島の原爆による犠牲者を尊ぶこと.

2) 戦争によって民間人が受ける被害について人々に知ってもらう, 非政治的な模範例を作ること.

3) 市町村を巡って, 人々が, 戦争の惨禍を忘れず, 悼み, また, 和解するために, この活動が歴史に残る出来事になること.

4) 日本だけでなく, アジアやその他の国々の犠牲者とその家族の苦しみに対しての償いと許しを求めること.

5) 漢字と英語のメッセージを石に刻み, 広島の石碑として半永久的に保存すること.
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■ 日程
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長崎県(7/2-7/5) 佐賀県(7/6-7/10)福岡県(7/11-7/19)山口県(7/21-8/1) 広島県(8/2-8/4)

日程詳細 http://members2.jcom.home.ne.jp/stonewalk_japan/route.html
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■ 各県の連絡先: http://members2.jcom.home.ne.jp/stonewalk_japan/contact.html




■ ストーンウォーク・ヒロシマBlog http://blog.goo.ne.jp/tomokonet1012/

■ ストーンウォーク福岡Blog http://members2.jcom.home.ne.jp/stonewalk_japan/fukuoka/

■ ストーンウォーク佐賀 http://www.geocities.jp/chikushijiro2002/stonewalksaga.html


■ 新聞記事

■ ストーンウォーク折り鶴キャンペーン,勝手連よびかけ http://www1.rocketbbs.com/313/okaki.html



■ 関連英文サイト

■ ストーン ウォーク への呼びかけ 日本山妙法寺 石橋行受
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『ストーン ウォーク』への呼びかけと 『9・11』の 意図すること


『安らかに 眠って下さい. 過ちは 繰り返しませぬから. 』

との誓をたてた契機となった被曝の体験から, 60年の歳月が流れました.


その年に, 無残にも原爆投下を許したアメリカでは, さる 5月の初めより国連本部にて核不拡散再検討会議が開かれ, その国連に向けて, 国際平和行進が, 核兵器最終組み立て工場のあるテネシー州オークリッジを起点として行われました.

また, その行進の流れを引き継ぐかの様に, この度は日本にて去る2001年9月11日の, あの世界を震撼させた同時多発攻撃による犠牲者の家族と, 非暴力思想の実践を基に平和運動を展開しているPeaceabbey の人達による呼びかけで, 原爆投下による犠牲者や, 今日でも続出している戦争による無名市民の人々の犠牲の痛みを少しでも共有するかの如く, 重き一トンの石を引き, ナガサキからヒロシマへと, 二つの爆心地を結ぶ『ストーン ワォーク』の行進が7月2日, 長崎を出発し, 8月4日, 広島到着を目指します.

そうして, これ等の行動が, 被爆から60年という, 還暦の歳月を経て行われるとは, いかなる意義があるのでありましょう.


『9・11』の 意図すること

日米英の政府を先頭に再びこの世界を再び『 戦争 』への坩堝へと追いやらんとしている契機ともなった, あの9月11 日の『 同時多発テロ 』と名付けられた真の実行者への疑問が現在世界に噴出しております.

これはテレビ等でも度々放映され, またペンタゴンに突入したとする航空機の機影が一切見当たらない, その様な事実を前にした時, はたして私達は何が本当に行われたのかという事を, 正しく認識した上で, 『立正安国』への御祈念ということを果さなければならないのではないでしょうか.

またこの事実というものは, 米政府がイラクへの戦端理由としてあげた, 大量破壊兵器の存在初め, 悉くが虚構のうちに, 戦争政策が押し進められている実態が, 去る6月5日の英国BBC制作による3時間に渡るドキュメント番組にても克明に報告されました. それは『幻の脅威』というものを謳い上げ, それがやがて権力を強化して行く姿を報告する番組でありました.

そしてその『幻の脅威』というものが, やがては現実の悲惨なる脅威となって行く姿を, 現在のイラクでの状況の中に見ることが出来るのでありましょう.


そうしてこの度は, 原爆の投下や現在のイラクでの残虐なる行為を成しているアメリカの国民が, 重き石を引きゆく姿は, かってのキリストが人々の罪を十字に背負い, 贖罪への道へと歩む姿にも連なるのでありましょうか.


この様な世界的な危機的状況下の中, はたして私達はいかにして『立正安国』への御祈念の道を歩んだらよいというのでありましょう.


それは, 非暴力の実践に潜む, そして法華経の金言である『一心欲見佛 不自惜身命』への思いをこころに秘めて, 御祈念への道を歩ませていただく他には無いことなのでありましょう.


それは, あの残された

『安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから』

との誓いし言葉を虚言ともしないためにも.


合掌 日本山妙法寺 石橋行受 拝

ストーンウォーク・ジャパン::ブログ 2005/06/28 より転載
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