高橋悠治 新刊
高橋悠治『コレクション | 1970年代』(平凡社ライブラリ 2004/07 \1300+税)
[目次]
- 解説 三橋圭介 失敗者としての高橋悠治
[おび] 音楽はだれのものか. 密室の音楽批評を排し, 実践の場から音楽と歌の可能性を模索する
高橋悠治『音の静寂 静寂の音』(平凡社 2004/11 \2400+税)
[あとがき からの 抜書き]
[ …… ]
消費文化にまきこまれ すぐに返品裁断されるような
紙の本を出すのはやめようと思った
たのまれてあちこちに書く文章をあつめて
インターネットにあげておく
あるいは ネット上に再開した水牛のサイトに書く楽譜もおなじように公開する
こうすれば いつでもダウンロードしてよむことができ
コピーし 引用し 転送し
音楽を演奏することもできるだろう
フリーウェアとしての作品は
そのサイトがつづくかぎり そこにある
ちいさなものが ちいさいままで ひろいつながりをもつ
[ …… ]