【1面】団体旗掲げる自由守る/平和大行進/統一労組懇が表明


原水爆禁止1984年世界大会準備委員会主催の東京-広島間の平和大行進で,団体旗の「自粛」という不当な制限を加えようとしている問題について,統一労組懇の引間博愛常任代表委員は23日,東京で開かれた第五回全国代表者会議のあいさつで,「統一労組懇はどのような干渉をもはねのけて,平和行進における団体旗をかかげる自由をまもり,堂々と行進をつづける」との態度をあらためて表明しました


引間常任代表委員は,核巡航ミサイル・トマホークの太平洋艦隊への配備がこの6月にも予定されている緊迫した情勢と,それに反対する闘争の重要性を強調. こうした情勢のもとでおこなわれている平和行進で,総評などが団体旗の「自粛」と称して,不当な制限を加えようとしている動きを批判し,次のように述べました


「平和行進に団体旗などを持って参加することは,憲法でも認められている表現の自由であり,平和と民主主義のために歩く平和行進が,この基本的権利を侵すことは平和行進を成功させる基礎をみずから崩すことにほかならない. 統一労組懇はどのような干渉をもはねのけて,平和行進における団体旗をかかげる自由を守り,堂々と行進をつづけるものである」


また報告に立った春山明事務局長も,団体旗の不当な制限問題について「平和を守るたたかいは,憲法で保障されている言論・表現の自由,結社の自由を守るたたかいと表裏をなす問題であり,これにたいする不当な干渉,制限とは断固としてたたかう. 統一労組懇は一歩もひかず,敢然とたたかい,いささかの妥協もしない」と強調しました