【4面/大衆運動】平和行進 日程など決定/世界大会準備委の運営委


原水爆禁止1984年世界大会準備委員会の第2回運営委員会が8日午後6時半から,東京・駿河台の総評会館で開かれました


会議は昨年にひきつづき,世界大会準備委員会主催の平和行進を東京→広島,長崎→広島のコースで5月18日,東京夢の島第五福竜丸展示館前から開始することを決定. スローガン,行進日程,コースなどを確認しました


スローガンは


(1)被爆者援護法を即時制定させよう


(2)日本の核戦場化を許さず,核巡航ミサイル・トマホーク配備拒否,核ミサイルSS20の極東配備に反対しよう


(3)日本の不沈空母化反対アジア太平洋の非核化を実現しよう


など七項目


東京→広島コースは5月18日午後1時に第五福竜丸展示館前集合,同2時出発し同日は墨田区役所まで行進. 二日目の19日は午前9時半墨田区役所前を出発し,正午・上野公園を経て芝公園まで. …中略…, 広島(7/28〜8/4)


長崎→広島コースについては関係各県で至急日程を確定するよう要請することになりました


また会議では,11項目にわたる「平和行進のすすめ方」について提案されました. その第2項に「リレーする横断幕,桃太郎旗については準備委員会が用意したもののみを使用する」とあることについて,日本平和委員会の森賢一事務局長は「われわれも横断幕,のぼり旗などをリレーするので『準備委員会が用意したもののみを使用する』というのは承認できない『のみ』という部分をぜひとも削除してほしい」と強く要請しました


この結果同部分のなかの「用意したもののみ」の「のみ」を削除することを決定しました


日本平和委員会の森事務局長はさらに平和行進にふさわしくない「ヘルメットやマスクをつけた者の参加を認めない」と一項を設けることを強く要求しました. これにたいし長崎県評代表は「統一労組懇はどうするんだ」などと発言. 反核平和運動,統一を暴力で破壊しているにせ「左翼」暴力集団と,反核平和運動,統一のため先頭に立ってたたかっている統一労組懇を同列視する誹謗をおこないました


日本平和委員会の森事務局長はこれについても,統一労組懇の平和行進への参加を規制するようなことは絶対に認めることはできないとのべ,会議は森事務局長の要請にもとづき,統一労組懇への規制をする表現はしないことを確認しました