【3面総合】原水爆禁止国民平和大行進の成功へ中央実行委(員会)が発足

「核トマホークくるな! 非核三原則を守れ! 日本・アジアの核戦場化を許すな!」をメーンスローガンにかかげ,全国津々浦々をめぐる1984原水爆禁止国民平和大行進を成功させるため,日本原水協の提唱による同行進中央実行委員会が3日結成され,5月12日に予定している行進開始をめざして本格的な準備を始めました


日本原水協を中心に広範な各界,各団体が参加してすすめられている国民平和行進は,第4回原水爆禁止世界大会が開かれた1958年から毎年おこなわれているもので,今年は27回目です


この日午後3時から,東京・新橋の平和と労働会館で開かれた結成総会で,日本原水協の赤松宏一事務局長は


巡航ミサイル・トマホーク月配備による核軍拡競争の新たな危険な段階のなかで,日本原水協と核加盟団体が広範な反核・平和の世論を結集して全国でくりひろげることしの国民平和行進の貴重な意義

を強調. 討論では各団体,全国の創意ある反核・平和の草の根行動を総結集して成功させる強い決意がかわされました


国民平和行進は,5月12日(予定)に北海道北端の礼文島から南下し東京や広島にむかう行進や,沖縄(6月10日予定)から長崎,広島などにむかう行進をはじめ,幹線コースだけで10コース. このなかには原水爆禁止1984年世界大会準備委員会主催による東京〜広島,長崎〜広島コースもふくまれており,その成功のため奮闘する決意です


とくにことしは,広範な国民世論の結集をめざし,幹線コースに呼応,合流する都道府県,市区町村の網の目行進を重視し,無数にくりひろげていく計画です


行進沿道のすべての自治体にトマホーク反対決議,非核三原則厳守・法制化,非核自治体宣言,被爆者援護法制定などの決議要請や署名運動の推進,米軍・自衛隊基地への抗議行動などをくりひろげながら行進し,ことしの原水爆禁止世界大会の成功を訴えます