谷ケ崎

御紹介戴きました平和塔奉賛会の谷ケ崎と申します。私は奉賛会の一員であると同時に「成田空港から郷土と暮らしを守る会」の会の一員でもあり この空港が出来る以前に 空港の敷地の中に存在しておりました日本共産党現地闘争本部の一員でもありました。今日は本来なら守る会の会長の木内昭博の御挨拶が適切かと思いますが都合でおみえになりませんので 私がひとこと御挨拶をさせて戴きたいと思います


今もお話がありましたように この成田空港建設に当たっては建設当時、建設が始まる前には 農民が営々と築いてきた田畑・耕作地や あるいは空港がつくられることによって周辺の人々の騒音の被害によって居住出来なくなるおそれがある また 日米安保条約が存在しているもとで米軍の軍事利用というものの危惧を・おそれがあり、強権的なやり方は絶対に許さない ということでたたかいに立ち上がりました


その時、日本山妙法寺の皆さん方 藤井日達法師はじめ多くの方々がその願いをひとつにまとめあげる形で平和塔建立に立ち上がりました。奉賛会の方々も当時はなかなか右往左往と言いますか慣れないたたかいではありましたが、日本山妙法寺の信念のもとに結集が固まって平和塔がつくられました


そして空港建設が本格的に始まる中で前に 平和塔は成田空港の平和を守る ということで 先ほど空港会社の方からもお話があったように「取極書」というものをつくって軍事利用させないことなどはじめ暮らしを守る・平和を守るという立場からの「取極書」を決めて、今日ここにある平和塔に平和塔遷座をすることになりました。そして空港の平和を願う・安全を願う そういう気持ちをひとつにこの地に日本山の御坊さん方々が居をかまえ 営々としてたたかってこられ、そしてこのことだけではなしに、日本の平和を守る様々な運動にも関わっておられることに心から敬意と感謝を申し上げたいというふうに思います


今、日本政府 安倍政権は南スーダンへの自衛隊の派遣に駆けつけ警護という日本の憲法ではゆるされていない海外への武器使用ということが強行され、苦慮され派遣されています。日本からの海外への自衛隊(員)の輸送は全部民間航空機で行われているわけでありまして、駆けつけ警護に使われる武器などについてもこの空港の利用というものが考えられています。「取極書」にも明記されているように、絶対に成田空港を軍事利用してはならないというそういう強い信念のもとにお互いにそれを許さないという立場での「取極書」があるわけで たたかいはこれからますます重要になってきているというふうに思っております。平和塔奉賛会としましても「郷土を守る会」としても、日本山妙法寺の皆さんがたとも力を合わせ日本の平和を守り成田空港の安全を守る決意を申し上げて御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました


[いったん引き上げようとするが司会から耳打ちがあり]


すみません。あのう明日ですね、陸上自衛隊の成田空港使用に関する申し入れということで防衛大臣稲田朋美氏宛で交渉を国会で行うことになっております。そのことを一言申し付け加えておきます