ゲン回収背景に「条例」

大阪・泉佐野市長の「介入」防げず(以下見出しのみ本文省略)


教育長「ためらった」


……泉佐野市は昨年9月教育行政基本条例を制定した指針となる教育振興基本計画の策定に市長が関与することを明文化し教委と市長の連携強化をうたうこの条例は教育への首長の権限強化を目指す政府方針の先取りともいえる内容……


首長の権限強化 懸念の声



「対立なら行政停滞」



[解説]泉佐野市の「はだしのゲン」回収問題

【海賊版】54自治体制限求める動き/自由閲覧望む請願も


はだしのゲン」をめぐっては,学校図書館からの撤去や学校での閲覧制限を求める陳情や請願・要望が,全国の自治体議会や教育委員会に提出された. 一方で自由に閲覧出来るよう求める動きもある



撤去や閲覧制限につながる陳情などが2,3月定例会までにあったのは,宮城,埼玉,千葉,東京,神奈川,高知,鹿児島の少なくとも7都県の54自治体の議会や教委. 陳情や請願を採択したり,撤去などに乗り出したりする自治体は今のところみられない



神奈川県では,川崎,相模原,藤沢,小田原の4市教委に撤去などを求める請願,県議会と伊勢原市教委にも同様の陳情があった. 東京都教委には撤去を求める請願が3団体から届く一方,自由閲覧を求める請願が117件あった



宮城県では「新しい歴史教科書をつくる会宮城県支部」が,県内35の全市町村議会と教委に撤去を求める要請書を出した



高知市議会には,撤去を求める個人からの陳情が昨年12月までに2回あった. 鹿児島県でも,日置市内の男性が,小中高校からの撤去を求め,県議会と日置市議会に陳情していた