『日本共産党の70年』下p.195 84年原水禁世界大会と東京宣言


の項の最後で総評・「原水禁(国民会議)」の原水禁運動への攻撃を纏めている


(1)政治的には「核兵器全面禁止の課題の定式化」の否定


(2)組織・運営面では「真の統一が回復されていない現状」の固定化の策動


「真の統一が回復されていない現状」の固定化のひとつとして団体旗問題を記録している


(総評は5月中旬に出発した)原水爆禁止世界大会準備委員会主催の平和大行進(東京-広島コース)で統一労組懇(談会)などの団体旗を「自粛」の名のもとに不当に排除しようとし一部市民団体の代表もこれに同調した

今後の課題【宿題】


来年は被爆70年に当たり様々な歴史の偽造が垂れ流される可能性が高い


「平和行進での団体旗」問題や「分裂」[*1]に限らず原水爆禁止運動の歴史に関する史資料を揃えて対抗言論に使えるよう準備してゆきたい



*1:所謂「分裂」を総評・社会党原水爆禁止運動への変節攻撃およびそれに失敗した総評・社会党ブロックの原水爆禁止運動からの逃走・脱落と見る立場からは「分裂」という言葉は軽々しくは使えない……詳しくは上田耕一郎マルクス主義平和運動』大月書店,1965年を参照